NGT48をみるブログ「三鶴の黄昏と黎明」

NGT48運営の課題がメインテーマです。

NGT48「運営を批判」「メンバーの大半を擁護」:女子大たとえ話

ツイッターNGT48事件史で私は「運営を批判する」「メンバーは大半を擁護する」と申しています。

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一番悪いのは犯人というのは(山田野絵さんが仰った通り)大前提です(だからこそ相関図でも暴行犯を真ん中上部に置き、赤色で塗っています。

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私の「運営批判」「メンバー大半擁護」は…

分かり難い姿勢、と取られているかもしれません。

 

でも喩えを使えば分りやすくなるでしょう。

以下、あえて「NGT48」と言わず、全部

「女子大」「女子大生」「大学運営」「理事長」「学長」

といった表現に置き換えて書きます。

一般論風に書いてる所もあれば、単に置き換えただけの所もありますが、そこはあまり細かく区分していません。

NGT48暴行事件を女子大に置き換えたらどうなるか

  1. X女子大で、女子寮で暴行事件が発生しました。
  2. 被害者Yさんは、暴行事件に大学が対処してくれなかった事、寮に男を引き入れた者がいること、同じような事件がまた起きたらどうするのか、をネットで告発しました。
  3. X女子大は、防犯ブザーを配布すると発表しましたが、防犯ベルは既に配られたはずでは、という指摘もされました。
  4. X女子大は、現役の学生たちに対し、被害者Yさんとの交流を固く禁じました。
  5. 三者委員会は「暴行態様は概ね被害者Yさんの言う通り」と認定。運営の数々の問題も不十分ながら指摘しました。
  6. X女子大は、理事長は一切表に出て来ず、記者会見では「全員不問」を発表し炎上。
  7. X女子大は、なぜか被害者Yさんを追い出しました。
  8. X女子大は、被害者Yさんが居なかったかのようにし、被害者Yさんの痕跡を抹消。
  9. X女子大は、暴行犯の主張を利用して、被害者Yさんへのネガキャンを展開。
  10. X女子大の過去には、未解決事件がマスコミに報道されたものだけで5件以上。
  11. さらに、被害者Yさんが追放されてから翌年、駅前で女子学生がつきまとわれた事件にも碌に対処しませんでした。
  12. X女子大は、暴行犯と民事で和解。
  13. X女子大の新しい学長は「民事の和解で出た事が全てです」と発表しました。

…さて、この女子大とは、もちろんNGT48の事です。

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こんな女子大、「信頼できる」「もう大丈夫だ」と思われるでしょうか?

 

「つぶれてもやむを得ない」≠「つぶせ」「つぶすべき」

ここまでの不祥事が連続していれば、「大学が潰れてもやむを得ない」とは思います。

 

ですが積極的に「つぶせ」と言うのは、ためらいます。

そこの女子大生たちにも生活があります。

転学したり、どこかの大学に入学し直したりするのだって容易ではありません。

ましてこのコロナ禍です。

 

もちろんこれだけの不祥事を6年間に亘って繰り返している大学運営が、倒産という結果を招いたとしても、大学運営の自業自得です。

ですから私も「結果的にX女子大が倒産するのはやむなし」とは思います。

大学が増えすぎているとされるこの御時世、こんな経営している女子大は倒産しても不思議はありません。

 

しかしながら女子大生の大半にとっては自業自得ではありません。

多くの巻き添えになる不幸な女子大生が出る以上、積極的に「大学解体」を言うのはためらいます。

 

一部女子大生の責任

この事件、「暴行犯」「運営」の責任がメインですが(ですから相関図でも暴行犯が赤色、運営はオレンジで大枠で描いてあります)

 

女子大生一部の責任も議論される所です。

女子寮に男を引き込んだとされるつながり女子大生は誰で、具体的に何をやったのか。

ともするとこちらがネットでは議論になる傾向が強いです。

 

私はこれをあまりメインには論じていません。

理由は4つ。

  • 具体的に何をやったのか不明な所が多く、調査手段も限られている
  • 運営が何かをつながり女子大生に推奨した結果だった場合、つながり女子大生も被害者という側面が生じ得る
  • B、Cと第三者委員会報告書に書かれたつながり女子大生は、社会的制裁を受け過ぎており、禊の機会を得るのも難しい。しかもBは女子大を卒業してしまった(Cについてはまだ禊も不可能ではありませんが)
  • 事件の再発防止に、運営体制の改善は必須であるが、BやCはもはや脅威とは考えにくい(Bに至っては卒業してしまった)

誤解しないで頂きたいのは、私は「つながり女子大生はいなかった、被害者Yの勘違い」とは思っていません。

三者委員会も「つながり」の存在、そしてそれが事件の契機になった事は認めています。

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「つながり女子大生など居なかった、被害者Yの勘違い」といった、女子大運営ファンが発し続けているデマについては、否定すべきです。

デマは放っておいても消えないという事を、私たちはトイレットペーパーデマで最近もよく実感しています。

 

そして、「つながり女子大生には問題無かった」とも思ってません。

女子寮に男を複数引き入れるような状態を作った者に、責任がゼロというケースは極めて考え難いです。

考えられるとすれば女子寮の管理者・寮長・運営が、女子大生に男を連れ込ませて何かを強制していた場合でしょう。

ただ、「運営が何かを強制していた」可能性もあるので、私は一部女子大生の積極的な責任追及を控えているという面もあります。

 

いずれにせよ、一部女子大生の責任は、「程度は大小全く分からないが、高い蓋然性である」と私も思っています。

しかし一部女子大生の責任で、女子大がただちにつぶれるべきとは思わないのは、先述の通りです。

 

大半のアメフト部員…女子大生は応援する

女子大運営がいかに滅茶苦茶でも、少なく見積もっても過半数の女子大生は勉学に、サークル活動に、バイトに、頑張っています。 

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日大と日大アメフト部の大人達がいかに滅茶苦茶でも…

世間は日大と日大アメフト部の大人達を批判し。

アメフト部の若者達は応援しました。

 

女子大もそうです。

女子大の運営がいかに滅茶苦茶でも…

女子大生は応援する。

 

「アメフト部の若者達は応援したいから、日大幹部は批判しない。」

そんな事を言う人は誰もいませんでした。

「女子大生は応援したいから、女子大幹部を批判しない。」

そんな事を言う人は誰もいない…はずです。普通なら。

 

一方で、

「女子大幹部と一部女子大生が批判に値するから、女子大を潰すべきだ」

は、極論と受け取られる筈です。

「日大幹部が批判に値するから、日本大学を潰すべきだ」

と言う人は居ませんでした(ちょびっとどこかには居たのかもしれませんが)。

 

まとめ:日大アメフト部・女子大・NGT48

なぜかNGT48でだけは、こういう

「アメフト部の若者達は応援したいから、日大幹部は批判しない。」

「女子大生は応援したいから、女子大幹部を批判しない。」

「NGT48メンバーは応援したいから、運営を批判しない。」 

この最後の言い分が、NGT48ファンから時々起きます。

それはもうやめるべきです。

 

そして

「日大幹部が批判に値するから、日本大学を潰すべきだ」

「女子大幹部と一部女子大生が批判に値するから、女子大を潰すべきだ」

「NGT48運営と一部メンバーが批判に値するから、NGT48を潰すべきだ」

というのも、極論です(そういう極論とは私は初期から距離をとってきました)。

 

ただ…このまま運営が信用回復の努力をしないとなれば、残念ながら信頼回復を自業自得の結果として成し遂げられず、廃業する、という結果は有り得ます。

私は「運営が自浄と信用回復を行わない結果、廃業する」のは、順法と信用第一の経済活動において、道理だとも思っています。

ですから

「日大を潰さないために日大幹部への批判を控える」

「女子大を潰さないために女子大幹部への批判を控える」

「NGT48を潰さないために運営への批判を控える」

という配慮も、(NGT48は小企業なので若干の手加減は考えますが、基本的には)必要無いと考えます。