※2021年8月のブログです(タイトルにも作成年月を加筆してあります)。ただ、本ブログで述べている趣旨の大枠の状況は、2022年では大きくは変わっていません。一方、2023年後半以降の状況は、改めて書くかもしれません。
「今、現在の、NGT48メンバーとは誰なのか。」
…そう聞かれたら、変な設問に思われますよね。
「いや、それは、○○○○、○○○○、○○○○、○○○○、○○○○、と列挙する話だろ?」
本ブログでの話はそうではありません。
NGT48を構成しているメンバーが、NGT48暴行事件の時にどう振る舞った人達なのか、という視点での問いです。
- メンバー達の山口真帆さんへの態度
- 当時正規メンバーの75%は、叩かれるべきではありません
- 現在のNGT48一期生メンバーの殆どが「4分の3」
- 性格が変わったNGT48メンバー構成
- 変わらない運営
- まとめ
メンバー達の山口真帆さんへの態度
2020年5月くらいに、私は
を、2019年1月以降のものを、可能な限り採集し、検証可能な範囲で
「山口真帆さんについて発信したメンバー達」
を拾いました。
SHOWROOMやモバメなど、記録に残り難いものは殆ど調査対象にはしていません。
開かれた検証可能性の面でも「材料」として弱いからでもあります。
その結果、作成したのが以下のページです。
上記ページからメンバーを簡単にリストアップすると以下のようになります(一部重複しています)。
山口真帆さんと共に卒業したメンバー
菅原りこ 長谷川玲奈
卒業公演に出演したメンバー
村雲颯香 小熊倫実 角ゆりあ 日下部愛菜 高沢朋花 高橋七実 渡邉歩咲
2019年1月に山口真帆さんについて公に言及したメンバー
送辞は公に発信したメンバー
中井りか 中村歩加 奈良未遥 本間日陽 柏木由紀 清司麗菜 高倉萌香 西村菜那子
一般論としては正しい事は発信したメンバー
当時正規メンバーの75%は、叩かれるべきではありません
「…あれ?意外と多いぞ?」と思われませんか?
当時正規メンバーだったのは、山口真帆さん以外で20名。
そのうち、15名が、
- 「共に卒業」
- 「卒業公演出演」
- 「送辞は絞り出した」
- 「一般論としては正しい事を述べた」
という事になります。
4分の3、即ち75%です。
事件以降、NGT48運営はすさまじい箝口令を出していました(今でも継続中です)。
その事は山田野絵さんも証言していますし、2019年1月の中井さんと小熊さんを除き、メンバーが山口真帆さんについて不自然に何も発信できなかった事にも表れています。
2019年1月、奈良未遥さんが雑誌宣伝で「#山口真帆」とツイートしたのが珍しく見えるほどでした。
その箝口令を突破し、山口真帆さんに言葉を出したメンバーが、一期生のうち75%にのぼったのは、NGT48の名誉のために言及しないと不公平でしょう。
もちろん、「言葉一つ」「送辞一つ」で、事件で恐ろしい目に遭い、運営からは事実上追放された山口真帆さんが納得なさるか「ありがとう」と思えるかは、別の次元の問題です。
あくまでここでは「4分の3の範囲にかかる正規メンバー(当時)については、ネットでブチ叩き続けるほど酷い態度だったとは思えない」と擁護します。
もちろん残り4分の1についても批判し過ぎるのには眉を顰めますが、まずはこの「4分の3」を頭に入れて置いて頂きたいと思います。
現在のNGT48一期生メンバーの殆どが「4分の3」
実は2021年8月現在のNGT48メンバー。
よくよく見ると…
殆どこの「4分の3」です。
というより、「4分の3」ではなかった、「B」「C」と第三者委員会報告書で書かれた両メンバー、OY氏、KM氏、SA氏らのうち、2021年8月8日現在で残っているのは、CとOY氏のみです。
そしてOY氏は2021年7月、卒業を発表しました。
もはや…
今のNGT48に残っている事件当時正規メンバーだった人で残っているのは、9割以上が「真帆さんに何らかの言葉は発した人達」となります。
もっと言えば
- チームG(真帆さんが副キャプテンを務めていた)
- ユニット:十人十色(その全てが「4分の3」に入っている)
- 山田野絵さん(チームGでも十人十色でも無いが、一般論としては正しい事を2019年1月に述べた上に、貴重な証言もしていた)
今の残留一期生メンバーは、「C」(と、近く卒業予定のOY氏)以外、この3つの枠組みで全て説明がつきます。
※D3・2期生期生はどうなのか、という問題が残りますが、悩みつつ考察中で、本ブログでは措きます。
性格が変わったNGT48メンバー構成
事件露見から時を経て、「山口真帆さんに送辞も出さなかった人達」は、ポロポロと辞めて行き、今では絶対的少数になりました。
「今のNGT48に残っている一期生メンバーは、殆どが山口真帆さんの味方か、同情は示した人達である」
この驚くべき事実は、NGT48に批判的な人も擁護的な人も、あまり気付いていないように思います。
しかもキャプテンに至っては、山口真帆さん達の「太陽は何度でも」卒業公演に参加した「安心安全7」の一人である角ゆりあさんです。
先述の通り、もちろん、「山口真帆さんが、安心安全7以外のメンバーに対して、納得したり感謝したりできているかどうか」は別の議論で、山口真帆さんしか分かり得ない内心です。
ただ…
山口真帆さんに、苛烈な箝口令の下で、送辞までは出した人達が多数派になっているメンバー達を、叩き続ける事には疑問を感じます。
変わらない運営
では運営はどうでしょうか。
箝口令は相変わらずです。
驚くべきことに、むしろ箝口令は強化されました。
2020年7月25日には、「一期生メンバー合格5周年」で、山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんも写る写真を、正面写真で中井りかさん、後姿で角ゆりあさん、西村奈那子さん、清司麗菜さんが使いましたが
2021年7月25日にはゼロになりました。
それどころか去年にはシャーベットピンクの衣装で撮られたものもありましたが、この日に使えるようなメンバーの全体写真すらありませんでした。
まとめ
メンバーの構成比は山口真帆さんに寄り添うか寄り気味だった人達に占められていく。
なのに反比例するかのように運営は硬化しています。
被害者とその仲間達との写真一枚使わせない運営に、NGT48暴行事件につき反省や再発防止ができていると思えるでしょうか。
今の所は、メンバーの大半に関する擁護は続けると共に、運営への批判はむしろ強めるつもりです。