NGT48をみるブログ「三鶴の黄昏と黎明」

NGT48運営の課題がメインテーマです。

「うれしくないでしょそれ」…アイドルとして。人として。

本ブログは、こちら↓

「うれしくない評価」…アイドルとして。人として。NGT事件と外道ファン達 - NGT48をみるブログ「三鶴の黄昏と黎明」

に更新されています。

 

ーーーー

 

※「NGT48暴行事件って何だっけ?」という方は、下記:相関図と、その下のリンク先を御覧下さい。

NGT48暴行事件, 関係図, 相関図

niigata-2018jiken.memo.wiki

NGT48暴行事件において、

「被害者山口真帆こそが、犯人とつながっていたのだwだから推しは山口真帆に寄りそわなかった、当たり前w俺たちの推しは悪くないw」

と言っている、NGT48過激派ファン(人望団)は、

女心、いや人の心が分かっていないのではないか。

 

人望団(NGT48の一部悪質ファン) - NGT48事件史(NGT48暴行事件ほか)

 

つまり彼ら過激派は

「俺たちの推しは、男に襲われたという女性に、すぐに寄り添わないし、それで良いw」

と言っているのである。

 

それうれしくないでしょ、普通。

 

もちろん、疑念を向けられた疑惑メンバーは、その疑惑がどの程度真実であったかを問わず、2019年1月8日以降は、単純に山口真帆さんに同情できる立場では無かったかもしれない。

しかしまずは、
「男の人、それも2人に、玄関で襲われた山口さんの心の痛みは、同じ女性として、深く同情しています。
まほほんが早く元気になって、劇場で会えることを願っています」
などと、(内心はともかく)形式的にでも述べるのが

アイドルとして、というより、人として
定石、いや、常識
であろう。

そうした定石・常識的コメントすら一切封じられ、事件本体については
「話を聞きたいと言われ、新潟警察に行きました。警察の方に携帯を預け、お話をしました。云々」
のコメントが出た…

それが2019年1月から3月までの、NGT48に敷かれたAKSの箝口令の結果であった。

 

ちなみに2019年1月8日から1月末日にかけて、山口真帆さんにかかる発信をしたメンバーが4名いる。

NGT48の安心安全7と、その他のメンバー達 - NGT48事件史(NGT48暴行事件ほか)

 

小熊倫実さん。「優しくて大好きな自慢の副キャプテン」とツイートし、山口真帆さんへの寄り添いを間接的に表明し、ネットニュースにもなり、大いに称賛された(私もその称賛に加わったし、今も完全にその称賛に同意する)。

NGTメンバー、「山口タブー」破った? 名前は出さずとも「優しくて大好きな自慢の副キャプテン」: J-CAST ニュース【全文表示】

 

中井りかさん。「真帆が、NGTが、大切で大好きだよ」とツイート(同趣旨のツイートを2回)。様々な先入観と文春のネガキャンで当時すぐ気付かれなかったのが残念であったが(私ももっと早く気付くべきだったと思っている)、2019年1月に「真帆」の名指しでツイートしたのは中井さんだけである。

中井りかさんと山口真帆さんについて - NGT48事件史(NGT48暴行事件ほか)

 

山田野絵さん。山口真帆さんを名指しして寄り添ったわけでは無かったが、「メンバーそれぞれが危険にあったメンバーに寄り添いたいと思っています。」「運営さんの不手際」「みなさんが見えるSNS上でのメンバーからの被害にあわれたメンバーへの配慮が無かった」「1番悪いのは犯人で間違い無いのですし、その事に対して間違いはありません(原文ママ)」と述べた。ガムテープ動画への弁明に埋もれて注目されなかったが、これら「当たり前」の要素を2019年1月に述べたのは、山田さんだけである。

NGT48山田野絵が事件について発言!自己保身!いやよく言った!と賛否両論|青空文庫のトレンド新着情報

 

奈良未遥さん。特に「寄り添う」要素は無かったが、雑誌宣伝のツイートで「#山口真帆」のタグを使った。2019年1月に、「#山口真帆」とツイートしたのは、奈良さんだけである(逆に言えば、この山口真帆さんが掲載された雑誌の宣伝すら、NGT48では大々的に行われないという異常事態であった)。

奈良未遥のTwitterアーカイブ - 2019年1月30日 - ArKaiBu Project48

 

なお事件発覚前の2019年1月4日に、中村歩加さんは山口真帆さんが欠席した際の集合写真をフォトログにアップし、「teamG だいすき。もちろんまほほんも!」と書いた。NGT48のフォトログ冒頭に「まほほん」「山口真帆」の言葉が現れたのは、この中村さんの投稿が今の所最後である。

 

この中で、
メンバーそれぞれが危険にあったメンバーに寄り添いたいと思っています」
「みなさんが見えるSNS上でのメンバーからの被害にあわれたメンバーへの配慮が無かった」
との、山田野絵さんのツイート(画像添付方式での発信)は、もっと注目されて良かった。

チームNIIIであったこと、山口真帆さんと特に親密では無かったこと、ガムテープ動画への疑念などの事情から炎上してしまったが、当時の生の証言は貴重である。

当時チームNIIIであった山田野絵さんの周囲でも、メンバー達は
「危険に遭ったメンバーに、見える配慮を示すべき」
という認識を(人数は不明であるが)持っていた、と考えられるのである。

そうでなければ山田さんが「メンバーそれぞれが」という主語設定をするとは考え難い。

さらに、「山口真帆さんの方が犯人と繋がっている」と考えていた様子も無い。

 

そして私は思うのだが、山田野絵さんが
「NGT48メンバー達がそこまで非常識で薄情なわけが無い」
と主張したかった、ように読めるのである。

私も、2020年6月には下記の通り調査し、(当時)1期生の4分の3については「4分の3は、非常識でも薄情でも無かった」と考えている。

niigata-2018jiken.memo.wiki

 

考えなくとも分かるが
どんなに陰湿な人間でも、基本的に人は「良い人」に見られたい。
だから体裁は整えるのが普通である。


ところが2019年1月~3月の、AKS・NGT48は、
「被害者である山口真帆さんをハブってシカトして追い出した」
という形をとった。

 

「そんな女性」とみられるのに耐えられるNGT48メンバーはわずかだったろう。

 

詳しい説明は不要と思うが

「○○さんは、本当は良い人だったんだよね」
「○○さんは、本当は山口真帆さんの卒業公演、出たかったんだよね」
「○○さんは、メッセージは出したよね。運営の圧迫の下、よくやったと思う」

と言われるのと、

「犯人とつながってたのは山口なんだから気にしなくていいよw」

と言われるのと、

女性なら(いや人なら)どちらが嬉しいか?

 

1光年ゆずって、仮に、
「犯人とつながってたと思われるAさんがおそわれた」
場合を仮定したとしても、
「Aさんのことが心配です」
とまずは心配してみせるのが「良い人そう」な振る舞いである。
いや「常識人」としての振る舞いである。

仮にAさんが犯人とつながっていた事が後で分かった場合であっても、「まずは寄り添う」常識的振る舞いが責められることはない。

 

そのような常識レベルの振る舞いを許されなかったメンバー達の大多数は苦しんだであろう。

なのに人望団は
「男に襲われた女にすぐに寄り添わなかった君たちは間違っていなかったw」
というのである。

 

もう一度言うが

それ、うれしくないよ。

 

「良い人」「常識人」に「見える」振る舞いをするのは、アイドル云々以前に、大人として、いや子どもでもやる「人として」の段階の話である。

人望団は推しアイドルに、「人として」の振る舞いを認めていないという事になる。

 

そして
「俺たちの推しは、襲われた女の自己責任に寄り添うようなことはしないw」
といった主張をする人々に推されるアイドルは、不幸である。


それが不幸だということも理解できないアイドルが、仮にいるとすれば…

人望団の主張に対して「ありがとう」と本気で思っているアイドルが、仮にいるとすれば…

その人は長く芸能活動を続けることはできないだろう。

 

そこまでのサイコパスが「人気商売」を続けることは不可能である。