NGT48をみるブログ「三鶴の黄昏と黎明」

NGT48運営の課題がメインテーマです。

富永夢有さんの突然活動終了の問題整理。隠蔽すらしないNGT48運営。

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経緯

富永夢有さんが、意味深なNGT48運営に対する否定的内容を語るSHOWROOM配信を行ってから、1ヶ月ほどで突然の活動終了が発表されました。

www.nikkansports.com

www.oricon.co.jp

 

2022年7月14日に、富永夢有さんはSHOWROOMで、運営批判・運営に否定的な配信を行っていました。

なお、メンバー批判色はそれほど濃いものではありません。

内容の一部については書き起こされています。

ただし富永さんがメンバー批判を回避しようと配慮していた部分は削られている点には要注意です。

matomebu.com

 

 

 

その1ヶ月後の2022年8月16日、当日付けでの富永夢有さんの活動終了を、22時02分にNGT48運営が公式サイトと公式ツイッターで発表しました。

背景

NGT48で唯一長岡市出身の富永さんは、長岡市の企業:晴耕舎さんのCMに出るなど活躍なさっていました。

togetter.com

しかし2022年6月から8月上旬にかけて、長岡市での仕事から外されていました。

不可解な外し方で、

一つ目は2期生新潟市出身者2名、

二つ目は1期生村上市出身者1名、残り2名は3期生、

という形。

どう考えても「一人は富永さんを入れるのが自然だろう」という人数なのに、外されています。

不自然極まりない上に、やらなくても良い干され方(どうしても売り込みたい人がいたとしても、富永さんをセットにする事には何の支障もない時に、外れている)をされていた。

同じ事をされたら富永さんでなくとも不安になる状況です。

富永さんの配信内容の是非

私は感情的には富永さんに寄り添いたいのですが、誠に残念ながら判断材料が少なすぎます…

その御主張内容の全てが肯定できるのかどうかについて、客観的に判断することができません。

 

ただ、富永さんは注意深く言葉を選んでおいででしたが、御自分の事についての不満だけ述べられていたわけではありません。

他メンバーへの扱いについての疑問も仰っていました(このことはあまり注目されていないように思います)

また、「媚びを売るメンバー」を批判するよりも、「媚びられている運営の大人」に対する疑問へのトーンが明らかに強いです。

 

私は富永さんの配信を見た時、

「…判断するには材料がなさ過ぎる…だけどお顔色が尋常ではない。一般的な愚痴には見えない。注視しておこう」

と保留しました。

 

判断が甘かったと後に悔いる事になります。

活動終了の対応が明白に問題

検証困難なものと、明白に最悪なもの

富永さんの告発内容が正しかったか正しく無かったかは、現時点ではまだ検証が困難です(今後もかなり難しいと思います)。

 

ですが運営の事後の対応は完全に最悪でした。

  • ツアコン3日前、撮影会5日前に、当日の活動終了を22時02分に発表。ツアコンや2ショット撮影会に行く用意をしていた富永さんファンは寝耳に水。
  • グッズの翌日販売停止。19日まで販売予定だったグッズを、17日に全て停止。富永さんファンは「最後の記念品」すら買えなかった。
  • お金を払っているファンに対し、運営は十分に説明する責任があるが、ごく短文の発表がなされただけで、理由説明も無かった。
  • 運営が関係各所に富永さんについてどういう説明をしているかも闇。悪評をばら撒いているかもと疑われても仕方ない。

 

これらは4点で、運営の問題です。

  • 富永さんファン(顧客)に対する最悪の裏切り
  • スポンサーに対する最悪の裏切り
  • 富永さんの言い分が仮に間違って居た場合でも、過重処分
  • 富永さんの言い分が仮に正しかった場合、運営による口封じと報復

「処分では無い」?

なお「処分では無い、本人希望の活動辞退だ」という反論は否定します。

グッズ販売まで停止する理由にはなりません。

「ファンレター受付期間を設定する」「グッズ販売を一定期間続ける」

ことはできます。

しかも後者に至っては、経営面では運営にプラスですらある。

それまでも24時間以内に止めたのは異常です。

これは事実上の処分であり、粛清とすら言えます。

ファンへの裏切り

「メンバーとスタッフはファンを裏切らない」とSproot渡辺洋行社長はツイートしていましたが、

 

  • 事件でも無いのに当日22時に活動終了を発表し、
  • 翌日にはグッズ販売も停止し、
  • 3日後のツアコンと5日後の撮影会も出ないことにする、
  • その理由は発表しない。

というのが、NGT48運営による「ファンへの裏切り」でなくて何でしょうか。

スポンサーに対する裏切り

晴耕舎さんは、NGT48が最も非難を浴びていた時に、富永夢有さんを抜擢するという破格の待遇でCMに起用してくれた、NGT48にとり大恩ある企業です。

それは長岡市にある同社が、同郷の富永夢有さんに託した思いもあったでしょう。

www.seikohsha.com

NGT48運営は、晴耕舎さんには何をどう説明したのでしょうか。

「富永に問題が」とでも言ったのでしょうか。

同郷の誼でCM起用した大恩ある企業に、「お宅と同郷の人間に問題があって」と言い放ったのでしょうか。

富永さんの言い分が仮に間違って居た場合でも過重処分

富永さんの言い分が仮に

「一般社会でもよくあるレベルの贔屓に対する疑問を公言してしまった」

という、「間違い」あるいは「言い過ぎ」だったと仮定しても、明らかに「当日活動終了発表」は過重処分です。

少なくともファンの思いを24時間で踏みにじってまで処分する必要があるレベルの問題ではありません。

 

2019年3月の、「メンバーは送致されたわけではないから不問」という対応をしたのとは、えらい違いです。

富永さんの言い分が仮に正しかった場合、運営による口封じと報復

上記の過重処分で、「やっぱり不当なレベルの贔屓・干しがあったんじゃないか」という疑いが濃厚になってしまいました。

あるいは「本当は大した事無い贔屓だったけど、運営の主観的には突かれたくない所を突かれたのでは無いか」と感じるのを止めるのは難しい。

 

特に撮影会やオンラインお喋り会では、多くのファン達への返金や返品処理が発生することになります。

レーベルにまで迷惑がかかる。

手間が増えるのに敢えて突然活動終了「処分」をした。

 

頭に浮かぶ言葉は「口封じ」「報復」です。

 

繰り返します。

2019年3月の、「メンバーは送致されたわけではないから不問」という対応をしたのとは、えらい違いです。

贔屓(ひいき)の一般論について注記

Q 贔屓はどんな組織にだってあるだろう

 

A

確かにその通りです。

 

もっと言えば、NGT48でD3・2期生は、良く言って粒ぞろいで、誰を選んでも疑問が出る状態です。

私が仮に運営の一員で選ぶ立場にあったとしても、誰をセンターにするかで全員を一発で納得させる人選ができるかは難しい。

だから起用される事の多い小越さんも小越さんで微妙で大変な立場だと拝察しています。

誰が選ばれても似た状況になっていたでしょう。

仮に私ならいっそ、メンバー達に「全員を納得させられない人選をしているかもしれないことを、最初に断って詫びる」か、中井りかさんプロデュースのCloudyCloudyのように「センターなし」にすると思います(中井りかさんは別にNGT48のD3・2期生の現状からその解を導き出したのではなく、元々センターの無いユニットを作りたかったわけですが)。

 

ただ、贔屓は、「どうしてもあってしまう」ものではあっても、「無いにこしたことはない」ものでもあります。

それは個人の感情による贔屓は、組織の成長にブレーキをかけるものだからです。

 

しかもアイドルグループで「上のお気に入り」というのは、アイドルの価値を上げるものではないことは、某社の取締役がアイドルと踊ったりじゃれあったりした動画が、アイドルの価値を毀損した例からも分かるでしょう。

 

「贔屓なんてあって良いじゃん」まで行くと、行き過ぎです。

隠蔽を隠蔽しない運営

今回の件で、「やっぱり株式会社Floraも、AKSと同様、隠蔽体質だ」と言われています。

 

私はそうではないと思います。

 

例えばのび太が0点の答案用紙を家に持ち帰り、隠すとします。

ママに見つからないようにするために、隠す場面も見られないようにするでしょう。

 

ですが今回、株式会社Floraは「隠す」ところを隠したでしょうか?

ツアコン3日前、撮影会5日前に、当日の活動終了を22時02分に発表

◆グッズ販売翌日停止

 

これらは公然と行われました。

のび太なら、ママが見ている居間で、0点の答案用紙を取り出して、別の袋に入れているようなものです。

 

今回、運営は「公然と隠蔽」という、「ちょっと何を言っているのか分からない」ことをやらかしたわけです。

「公然と隠蔽」の理由

なぜそんな「公然と隠蔽」という日本語がおかしいことを運営はやったのか。

内部の引き締めじゃありませんかね。

「同じ事やったらお前達もこうなるぞ」という。

それを見てファンがどう思うかは、運営会社にとって二の次なのです。

総評

NGT48運営の大悪手には呆れるほかありません。

そして私は、状況が切迫している事に気付かなかった自己の不明を恥じています。

 

今後は、これくらいの事はやらかしてくる運営であるという事を想定して、対応して参ります。

そしてファンも、「いつ自分の推しがこうなるかもしれない」と覚悟の上で、応援と対処をするしかないと想われます。

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