NGT48をみるブログ「三鶴の黄昏と黎明」

NGT48運営の課題がメインテーマです。

AKS取締役は、新たに証拠が出たとしても不問は変えない、と言った

NGT48暴行事件では、公開された情報の範囲でも、まだまだ整理されていないことがたくさんある。

niigata-2018jiken.memo.wiki

(このサイトは本ブログ執筆者によるものであり、下記文章も同執筆者によるものである。)

AKS取締役(肩書き当時)松村匠は、2019年3月22日、NGT48暴行事件の第三者委員会報告書の「説明会」において、

Q (マイナビ)仮に証拠が出てきた場合、今後、じゃあそのメンバーは処分をされるということでよろしいのでしょうか。
A 松村:それも含めて今後、ちょっと考えるようにいたします。

www.youtube.com

マイナビニュースの記者と遣り取りした直後に、朝日新聞の小松隆次郎記者と


Q (朝日新聞)今後、処分はないということでよろしいですか。
A 松村:はい。
というやり取りをしている。

youtu.be

 

どうして2分か3分以内に矛盾した答えをしているのに気付かないのか、松村匠の能力にも疑問符を付けざるを得ない会見であったが、後の方の朝日新聞小松隆次郎記者とのやり取りの方が有効であると考えられる。

 

つまり松村匠は「新たな証拠が出ても、メンバーを誰も処分しない」

と明言していた。

 

松村匠は、AKS取締役である。

  • 暴行加害者らとメンバーがつながっていたとしても、メンバーを誰も処分しない

と、グループの運営を統括している立場の者が、2019年3月22日に明言した事になる。

 

様々な意味で驚きに値する発言であった。

 

ならば、AKBGでは、何をすれば処分されるのか。

これまで処分されていたメンバー達、事実上処分されてきたメンバー達は、「暴行犯になるような半グレ厄介とつながっていた」よりひどいことをしたというのか。

 

吉成夏子がAKSで単独で代表取締役を務めているのは2014年6月30日から現在まで。

松村匠がAKSで取締役を務めたのは2014年6月30日~2019年6月30日である。

 

2014年6月30日から2019年3月22日までの間、AKS傘下にあったAKBグループは、

「暴行犯になるような半グレ厄介と、つながっていたという問題につき、どんな証拠がでても、不問にする」

という組織であったか、

あるいは

不公平な裁定が行われてきたということになる。

 

こうしたAKSの過去をほじくり返さざるを得ないのは、NGT48と荻野由佳氏を応援する一部の外道ファンが、「山口こそつながってたw」「犯人の言うことを信じるよw」などと、デマやガセを撒き散らし続けており、それをNGT48運営(Sproot、Flora)とAKS承継会社(ヴァーナロッサム)がとめる気配が全く無いからである。

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とめないどころか、2019年5月から、被害者抜きの欠席裁判で、茶番民事訴訟を起こすことで、彼らを煽り続けてきたのがAKSと、その承継・分社された会社群である。

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ヴァーナロッサム、Sproot、Floraが、自らの過ちを認めない限り

「山口こそ繋がりガーw」の陰謀論は続くし

それとの戦いは、外野で継続せざるを得ないだろう。

 

togetter.com

NGT48にはおそろしいファン集団が一部いる

人数は分からないが、NGT48暴行事件につき、

  • NGT48メンバーは潔白だ(←ここまでは心情は理解できるが)
  • NGT48暴行事件は山口真帆による陰謀だ(←完全に頭おかしい)
  • 暴行事件を問題視しているのは山口真帆の信者だけだ(←新潟県警が2020年秋に、SOS47にNGT48選定は不適切である、と、警察庁に上申している。当ブログ再下段リンク参照)

と、2019年からずっと宣伝し続け、被害者を貶めようとする、NGT48ファン一部過激派が存在する。

人数ではおそらく20人~200人といった所である。

 

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そういう集団を、現NGT48運営(株式会社Sproot、株式会社Flora)は、一切掣肘する様子が無い。

それどころか事件被害者であった山口真帆さん達が所属していたチームGの公演を配信しない、サインボールを撤去する…など、あからさまに山口真帆さん達の存在の痕跡を自分のグループから抹消し、彼ら過激派の陰謀論という火に油を注いでいる。

 

togetter.com

 

もはや問題はメンバー誰々が、という次元には無い。

陰謀論を放置・助長する、現運営の問題の方が喫緊の課題である。

 

今のままでNGT48が幅広くスポンサーを募る…

そのスポンサーは、

今のNGT48がそのような状態であるという事を

肯定する

調べる能力が無い

という事実を露呈する事になるだろう。

 

togetter.com

 

NGT48運営は、メンバーを処分しました。

NGT48暴行事件において、何が明らかになったか。

「真相」は不明だ。「真相はこうだ」って話は大体デマか、グレーを黒と断定し過ぎかだ。

しかし、少なくとも、以下5点までは、弁護士3名(+補助弁護士10名)からなる第三者委員会も認定している。

  • 被疑者らが共謀の上、山口真帆さんに対して、顔面をつかむ暴行を行った事実が認められる
  • 暴行犯グループのうちの一人である丙と、複数回個別に会っていたメンバーがいた
  • 複数のメンバーが被疑者らのグループと私的領域で接触していたことも窺われる。
  • 被疑者らとメンバーとの関係が、事件の契機となった
  • 運営は、「つながり」を認知しても、積極的に調査や対応を行っていなかった

www.danshihack.com

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さて、これらに対し、運営(AKS→ヴァーナロッサム、Sproot、Flora)は何をしたか。

「メンバーが私的領域におけるファンとの繋がりがあった」「風紀の乱れ全般は、今回は不問いたします」と2019年3月22日にAKS取締役:松村匠が言った

それで、どんな立場の人でも、「運営はメンバーを全員不問にした」という口上で語られている。

 

 

だが、よくみれば、その後、あるメンバーが処分されている。

 

結論から言えばAKS(現ヴァーナロッサム、Sproot、Flora)は

 

被害者を処分した。いや、し続けている。

 

togetter.com

 

繰り返すが、NGT48運営AKSヴァーナロッサムSprootFlora)は

今も被害者を処分し続けている。

 

もちろんこの処分を続けているのはメンバーではない。

権限を有しているのはNGT48運営(AKS→ヴァーナロッサム、Sproot、Flora)の取締役会と、経営権を持つ株主である。

 

私は9割以上のメンバーには同情

数名のメンバー(とりわけ中井りかさん)は応援するに至っているが

 

この異様な運営を許容できるほど、神経は鈍く出来ていない。

 

そしてこの運営の主張を是認、肯定し、被害者を叩き続ける一部ファン過激派が、NGT48には存在する。

正確な規模は分からないが、声の大きい者は少なくとも20人以上、それにいいねを付ける者まで入れれば100人ほどはいると推定している。

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正直言って、これからのNGT48にスポンサーとして名前を連ねるのであれば、このような、「被害者を処分し続ける」運営と、その「処分」に乗じて「被害者を侮辱・嘲笑し続ける一部ファン過激派集団」許容する、もしくはそのようなものの存在を探知する能力の無い組織である、と全日本、いや全世界に宣言するくらいの覚悟が必要だろう。

 

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「事件から何年経っても責められる」のは、禊も釈明も不足すれば、よくある事です(JR西日本ほか)

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人望団(NGT48ファン一部過激派)は、
「事件から何年も経ったのに責め続けるなんて普通じゃ無い」
と言いますが

人望団(NGT48の一部悪質ファン) - NGT48事件史(NGT48暴行事件ほか)

 

一つの例として、JR西日本に対する批判記事を並べましょう。

ちなみに福知山線脱線事故は、2005年です。

ja.wikipedia.org

 


2009年 辞任表明の山崎正夫社長 JR西日本の「ドン」と決別

2010年 福知山線事故5周年記事

2012年 JR西、日勤教育訴訟で運転士らと和解 800万円支払い

2014年 JR西日本でまたまた不祥事 駅員が使用済み切符の払戻金を詐取

2017年 JR西3元社長の無罪確定へ 遺族の無念、置き去りに

2018年 のぞみ亀裂、JR西を批判 「反省生かされず」 脱線事故遺族ら

2018年 「恐怖の研修」

2021年 「未払い賃金訴訟」

何年も問題にされ、報道され続けています。

それはJR西日本が、「安全管理」「労務管理」に問題を露呈した大事故の後も、変わらず安全管理や労務管理で問題を出し続けているからです。

 

NGT48でも、事件は山口真帆さんの被害だけではありませんでした。

マスコミ報道されたものだけで未解決事件が7件以上あります。

にも関わらず、それらに対するNGT48運営会社による対処が見えません。

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もちろん、大変な数の死傷者(107名が死亡、562名が負傷)を出した福知山線脱線事故と、

不幸中の幸いとして、山口真帆さんに身体上のお怪我は無かったNGT48暴行事件とでは

、規模は大きく違います。

 

ですが

企業の不祥事が、禊も釈明も不十分と感じられた場合

という前提の方向性は、共通しています。

そして

その後ずっと語られ続ける

という結果の方向性も、仮にこのままなら同じになるでしょう。

 

JR西日本は有名企業ですが、人々は普段「JR西日本」を意識して過ごすことは(地元の利用者以外)ありませんし

福知山線脱線事故を日々思い出す人は、ご遺族や関係者以外では、わずかでしょう。

 

でも、

「何十年も人々が事件・事故を覚えている」

そして

「何かあれば思い出す」

というのは、JR西日本の事例に見られる通り、普通にあることです。

 

しかもJR西日本の場合、社長達に無罪判決が出ても、安全問題・労務管理問題が出る度に批判されています。

ましてNGT48暴行事件の場合、「運営(AKS:ヴァーナロッサム)と犯人が、被害者抜きで和解しました」です。

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「何年も事件や事故を思い出すなんて異常w」

と考える人望団は、ニュースを見ていないのでしょう。

 

私は、NGT48のメンバー個々人9割以上は応援しますし、メンバー達9割以上、特に応援している中井りかさんのためには打てる手は打ちます。

 

しかし「NGT48」というグループは、私が運営に要求しているレベルの禊も果たさなければ、JR西日本と同じ方向の道を歩むでしょう。

社員個々人に頑張っている人がいても、経営が変わらなければ、このままです。

ヴァーナロッサム、Sproot、Floraへの要求まとめ(2022年1月17日版) | 三鶴の朝焼け夕焼け

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NGT48:3期生オーディションに思うこと

「よくもまあ恥知らずな」
というのが第一の感想である。

オーディションに応募したい中学生・高校生のみなさんへ

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現運営の所業

NGT48のメンバーに対する呆れではない。
3期生を募集する主体であり権限を有しているのは、
NGT48の運営会社:株式会社Flora
およびその親会社:株式会社Sproot
の、取締役会と株主である。


SprootもFloraも、
元運営のヴァーナロッサム(旧AKS)も、
未だに事件に対するまともな対応をしていない。

100歩譲って
2019年1月から2020年3月までの対応はAKS(現ヴァーナロッサム)の責任であり、現在のNGT48運営の責任範囲では無い
と位置づけたとしても

2020年7月、株式会社Flora代表取締役岡田剛は、被害者の言い分を一切聞かない、犯人との欠席裁判である民事の和解で出たことが全て、との見解を言い放った。

togetter.com


2020年6月、株式会社Sprootの代表取締役渡辺洋行は、「卒業生も応援します」と言ったが

togetter.com

それきり、自社グループのファンの暴走をとめる手立てを一切講じていない。

それどころか、NGT48劇場からは、山口真帆さんたちも含むサインボールが撤去された。
卒業生の記念品を全て撤去するという異様なアイドル運営会社。

未だに
「事件は山口真帆の言い分通りとは限らない」
などと言うNGT48ファン一部過激派を、NGT48運営は放置している。

www.youtube.com

山口真帆さんの言い分だけ、ではない

三者委員会の弁護士3名は、暴行事件の態様は山口真帆さんが言っていた通りと認めているし、一部メンバーと暴行犯らとのつながりについてもほぼほぼ認めている。

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そこまでひっくりかえそうというなら、山口真帆さんだけでなく、第三者委員会弁護士3名をも敵にまわすことになるという事実は、過激派ももう少しわきまえるべきだろう。

「暴行事件は山口真帆さんの言い分だけ」と言える段階は、第三者委員会報告書が発表された2019年3月22日に終わっている。

第三者委員会の言い分」が存在する事実は重い。

しかも普通は第三者委員会は「企業に最大限甘くなる」のが実情である。

それすら飲めない企業というのは、社会的には信用を失って当然である。

 

おあいこではない

山口真帆のファンもNGT48を攻撃しているのだから、NGT48のファンも山口真帆を攻撃して良いのだw」
とでも過激派が考えていそう(いや、多分考えている)なのが、救いようが無い。

  • デマ・ガセをばら撒くこと
  • 一定程度の信用ある文書に保証されている内容を主張すること

の差を分かっていない。

の、どちらが信用できるかという、国語のレベルの理解すらも過激派はできていない。

この状況をとめることができるのは
ヴァーナロッサム社長:吉成夏子
Sproot社長:渡辺洋行
Flora社長:岡田剛
であるが、望み薄である。

 

なぜ望み薄かと言えば、おそらくだがヴァーナロッサムが、SprootとFloraの株をある程度持っているのではないかと私は疑っているからだ。
2020年12月18日時点で、売却したSKE48の運営会社たるゼストの株を、20%、ヴァーナロッサムは保有していた。
であれば、SprootやFloraでも株を保有していてもおかしくない。

www.jt-corp.co.jp


吉成夏子が未だに事実上のトップ、あるいは主要株主なのであれば、…誰も何もしなければ、状況は今のままであろう。


事件について「被害者抜きの欠席裁判で作った和解がすべて」のまま、3期生募集をする。
このままでは、NGT48は、延々と
「NGT48は悪くない!山口真帆が悪い!w」
と言い続ける一部ファン過激派の巣窟であり続けるだろう。


「人類は月に行っていない」という陰謀論は、数十年間唱え続けられている。
それと同じことで、こうした陰謀論やデマが生まれたら、しばらくは消えない。


私はあと何年かは、デマ・ガセを潰し続ける事になると思う。
長期戦になることはハナから覚悟している。

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「NGT48の再活躍」を目標にする場合

前提

私の目標は以下の通りです。

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【目標1】山口真帆さんと仲間達(長谷川玲奈さん・菅原りこさん、他、後述する現・元NGT48メンバー※)の安全と将来の確保。

小熊倫実さん、角ゆりあさん、日下部愛菜さん、高沢朋花さん、高橋七実さん、渡邉歩咲さん、中井りかさん、中村歩加さん、奈良未遥さん、本間日陽さん、西村菜那子さん、清司麗菜さん、高倉萌香さん、山田野絵さん、ほかD3・2期生達

【目標2】山口真帆さんの名誉を守る。

【目標3】NGT48メンバー達(疑惑・沈黙メンバーまで含めて)の安全の確保。

【目標4】ヴァーナロッサム(旧AKS)、Sproot(スプルート)傘下のアイドル達の安全の確保。

 

「NGT48再活躍」を第一目標とする一部の言動

ですが、時々ネットでは

「NGT48が再び活躍する」

が、最優先目標に来る人が居るようです。

 

そのために、

  • 事件の事はもう忘れよう
  • 事件を無かった扱いしよう
  • 事件をタブーとして語らないようにしよう

という姿勢を取る人が、ネットで少なからず見られます。

そこまでならまだしも、

  • 山口真帆さんの勘違いだった説を広めよう
  • 山口真帆こそ犯人と繋がっていたという説を広めよう
  • 事件につき追及する人々に中傷者というレッテルを貼ろう

という人々も少なからずいます。

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逆効果

それらの「無かった扱い」さらには「デマを広める」態度は、全く「NGT48の再活躍」には繋がりません。

世間の人にとって「NGT48」は「世界有数の事件を起こしたグループ」です。

世間の人にはまず「NGT48」といえば「事件」です。

www.cinematoday.jp

我が国だけではありません。

世界的にNGT48暴行事件は報道され、英語、中国語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、ポルトガル語、ロシア語では、事件のかなり詳しい内容まで分かるほどです。

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まして「山口真帆こそ犯人とつながっていた」などというデマ・ガセ・陰謀論を広めるに至っては、世間からは完全にドン引きものです。

 

どういうわけか、「関係者談」に流されたのか、スポニチなどは2019年秋までは「山口真帆こそ犯人と繋がっていた」というシナリオで報道していましたが

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2020年以降、そのような説での報道はパタリとやみました。

 

おそらくは「山口こそつながっていた」と吹聴する「関係者」が、黙ったか、退場したか、いずれかであると推測できます。

 

どうしても再活躍を目指すなら

どうしてもNGT48の再活躍を願いたいというのであれば

運営(株式会社Flora)がしっかり事件を総括するのは必須です。

mitsuru-kux.jugem.jp

 

そして…

この点は事件の真相究明を目指す方々とは、私はかなり温度差も方向性も違いますが

せめて第三者委員会報告書を基本的な前提として、ファンも共有することです。

弁護士3名(+補助弁護士10名)が、

  • メンバー38名を対象に、書面調査。無記名でも可と伝えられていたのに、38名中24名(約63%)が記名を選択。
  • 事件当時のメンバー42名、AKS役職員24名、メンバー及びAKS役職員以外14名の合計80名から面談調査。

を行った調査報告書。

他にこれほどの調査を経た物は出ていません。

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当該第三者委員会報告書にも、不足している所は沢山あります。

しかしこの報告書は

  • 【1】弁護士13名が作成
  • 【2】誰も当該報告書を全否定しなかった
  • 【3】唯一最大規模の本格的調査
  • 【4】他メンバーが告発するリスク下で発表された
  • 【5】法的な「安全牌」である。

という点で、ネットでの憶測よりは遥かに信用性があります。

また、これは真実の追求という点からは批判もあるかと思いますが、

  • メンバーBCの刑事責任には(断定はしていないものの)否定的
  • メンバーの契約解除にも(断定はしていないものの)否定的

という面でも、BCのファン含めた全NGT48ファンに、本来は受け入れのハードルは高くない筈のものです。

この点、私は、第三者委員会報告書では何故ダメなのか、(NGT48の利益だけを考えても、「全部山口のせいだ」という陰謀論に立つでも無ければ)全く分かりません。

 

まとめ

NGT48が現状のまま、自分が推せているだけの状態で満足というのであれば、現状維持でもよいでしょう。

 

しかし推しの更なる活躍を望むのであれば、

  • 事件の総括
  • 安全管理の改善と徹底

はマストです。

間違っても

  • 事件被害者卒業生とその仲間を居なかったかのように扱う
  • プライベートにおけるファンとの距離感や保安に無頓着になる

ような事はあってはなりません。

 

結局それは利益にも繋がりません。

もう一度言います。

世間では、NGT48と言えば、事件です。

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鈴木優香氏の「2年間同棲」の背景にある重大な問題

最初にお断りするが、筆者はアイドルの恋愛は問題にしない。
むしろ
「アイドルの恋愛禁止は人権問題ではないか」
というのが今でも筆者の問題意識としてある。

ーーーーーーーーーー

※余談だが、NGT48暴行事件においても、つながりが単なる恋愛・交友に留まるものであったのなら、それ自体は重大な問題だとは考えていない。

第一の問題は暴行犯

第二の問題は向かいの部屋の管理状況をはじめとする運営の体制、

第三が一部つながりメンバーが向かいの部屋の状況に関わっていたか否か、暴行犯らに何を言ったか、

第四が不起訴処分・起訴便宜主義の制度の問題である。

ーーーーーーーーーー

 

だが鈴木優香氏については、2つの問題と、1つの重大問題があると考えている。

問題1:同棲相手がプロデューサーであった

これは多言を要さない。

女性・芸能人を「商品」と表現する事の妥当性に疑問はあるが、「商品に手を出すな」という結論は間違っていない。

AKB48にねじこめる、あるいはAKB48から便宜を図られるような立場のプロデューサーでは無かったようであるが、同業の女性に手を出せるこのプロデューサーは、職業倫理を問われても仕方ない。

 

問題2:鈴木優香氏が文春に暴露した

本稿で唯一、鈴木優香氏に批判的な項目になる。

恋愛禁止は人権問題ではないかとすら考えている筆者としては、恋愛していても同棲していてもセフレが居ようと何股かけていようと、許容するファンが居てペイするのであればそれで良いと考えている。

もちろんファンにとっては、「好きな人に好きな人ができた」「そんな安い男と」という心情が出てくるであろうが、筆者は鈴木氏のファンではない。

結局の所それはファンが許容するか去るかの問題だけである。

 

しかしながら自分を撃った文春に自白してスッキリするのだけは避けるべきであった。

これで鈴木氏は、「文春は余計な事をした」と怒っていた、最後の擁護者たるファン達まで裏切ってしまった事になる。

また、文春はAKBGを執拗に撃ち続けている言わば「仇敵」である。鈴木優香氏は仲間達も裏切った事になった。

スッキリして再出発したいという願望を十歩譲って認めるにせよ、せめて新潮、SPA!、フライデーなど、別の媒体を選ぶべきであった。

 

問題3(重大問題)AKB48運営が2年間の同棲を把握していなかった

この3番目が最大かつ重大な問題である。

2年間、男性と同棲していたことを、AKB48運営は把握していなかった。

仮に把握していて放置していたとするなら、
「相手の男の素性を調べなかった」
または
「相手がプロデューサーであるという事を知っていて放置した」
という2ついずれかの問題が発生する。

 

メンバーの住居環境のある程度の把握が保安に重要であるということは、NGT48暴行事件から得られた教訓でもあった筈である。

web.archive.org

プライバシーとのバランスも考慮する必要があるが、年に3,4回ほど、居宅とその周辺の防犯カメラの状況くらいは実地で点検しなければならない筈である。

そしてそうした実地点検の際には当然アイドルの居宅を(プライバシーに配慮するなら玄関だけでも)訪問し、鍵やチェーン等施錠設備、ドアスコープないし玄関モニターに異状が無いかを確認し、防犯設備をチェックし、故障があれば速やかに(大家と合意を得て)自社で修繕すべきである。

そうしたチェックをしていれば、「男と同棲している事に2年間も気付かなかった」などという事はおよそ考え難い。

 

繰り返すが、恋愛・交際・同棲のいずれも、筆者は問題にはしない。

だがAKB48運営としては「同棲している相手がいる」事は把握しておかなければならなかった。

鈴木氏は単なる一般企業の女性社員では無い。

その相手が利害関係者や厄介ファンでないかは、最低限把握しなければならないラインである。

最悪、同棲相手が厄介ファンであっても、AKB48は気付く事が出来なかった、という事を今回の件は示している。

NGT48暴行事件で問題になったのは、「恋愛」「交際」ではなく、「厄介ファンとのつながり」であった。

AKB48運営は、そうしたつながりとなる可能性がある関係に2年間も気付けないという事を露呈してしまったのである。

 

仮に気付いていながら放置していたのなら、「プロデューサー」という、業界では有り得ない相手との交際相手を許容していたか、もしくは相手の素性を調べていなかったという事になる。

「厄介ファンなら運営がNOを出せていたのか」という疑問も残ることになる。

 

そして文春は本件を鈴木優香氏の個人のスキャンダルに限定し、運営の居住環境の把握能力や判断能力はクローズアップされる事は無かった。

厄介ファンとのつながりが有り得る重大な事象であったにも関わらず、運営や文春からはそうした視点からの反省は一切無かった。

 

まとめ

鈴木優香氏の問題は、単に「恋愛」「交際」スキャンダルではない。

運営が居住環境を2年間も全く把握していなかった、あるいは把握しても放置していた事を露呈した。

 

NGT48暴行事件の再発は、思わぬところから出て来るのかもしれないという危惧を抱かせる一件であった。

AKB48運営会社「株式会社DH」の本社所在地は、ヴァーナロッサム(旧AKS)と同じ「東京都千代田区外神田6-1-8思い出ビル」である。

 

AKB48本店は大丈夫だろう」というのは、単なる思い込みなのかもしれない。