NGT48をみるブログ「三鶴の黄昏と黎明」

NGT48運営の課題がメインテーマです。

今、現在、NGT48暴行事件を論じる必要性(1)デマ・誹謗中傷の継続

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問い

Q なぜ今もまだ、NGT48暴行事件を論じるのか?しつこくないか?そんなにNGT48が嫌いなのか?

簡潔な回答

率直に言って、問いのように思う方も少なからずいらっしゃると思う。

 

私も何も無ければ、2019年5月(山口真帆さん達が卒業した時)で追及を終えていた。

 

だが未だに、

  1. 山口真帆さんに対するネガキャンを、NGT48ファンの一部過激派が行っており、
  2. そのネガキャンの素地となっている論理をNGT48運営が提供している

という状態が続いている。

今も毎日、山口真帆さんはツイッター掲示板、YAHOO知恵袋で誹謗中傷を受けている。

それも

「あいつは被害者ではなく、暴行犯とつながっていた酷いヤツだったのだw」

というデマを核とする中傷であり、侮辱を超えて完全に名誉毀損が繰り返されている。

 

デマは放っておいても消えない。

現行法制では、言論で防戦するしかないのである。

以下、これまでの経緯を振り返る。

togetter.com

 

第一撃:(株)AKS吉成夏子社長と、早川麻依子支配人

2019年5月末で事件が再炎上したのは、株式会社AKS社員の早川麻依子(当時NGT48劇場支配人)が、第三者委員会報告書を否定する内容のツイートを行った事に始まる。

これが「長期化」の始まりであった。

wezz-y.com

そして株式会社AKS社長吉成夏子もまた、第三者委員会報告書と矛盾するどころか、あろうことか山口真帆さんが暴行犯とつながっていた、などと主張し始めた。

wezz-y.com

はっきり言うが

全てを暴行被害者の責任にしようと全面戦争を仕掛けたのは、AKSであり、特に吉成夏子社長である。

株式会社AKSは民事裁判で茶番劇を行い、暴行犯と共に山口真帆さんを貶めようとした。

そしてその企ては完全に失敗した。

www.youtube.com

sskdlawyer.hatenablog.com

 

第二撃:現運営、Flora岡田剛社長とSproot渡辺洋行社長

では、2020年4月、株式会社AKSが解体し、分社のSprootとFloraにNGT48が管理されるようになって、問題は解決したのだろうか。

それを期待する人たちもいた。私も期待半分で見守った。

togetter.com

だが岡田剛(現NGT48運営会社Flora社長)は、

「(被害者が意見を述べる機会が一切無かった)民事の和解で出た事が全てだと思っています」

と言明。

山口真帆さんの言い分を完全に無視するというAKSからの姿勢を継承することを明らかにした。

togetter.com

 

NGT48の一部発狂ファンと、それを許す運営

これに気を良くしたのが、NGT48の一部ファンである。

「運営がそう言うからそうなのだ!

山口真帆が悪い奴だった!

得をしたのは山口真帆だ!許さん!」

と、日々デマ発信に勤しんでいる。

彼らは人望民とあだ名されているが、私はもはやかれらは厄介(悪質ファン)であり、反社会的存在であると言って良い。

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この誹謗中傷が問題になっているご時世に、彼らは日々

「犯人とつながってたのは告発した被害者の方だ!w」

と笑い合いながら毎日(比喩では無い)デマを発信し続けているのである。

 

彼らは言う。

「あいつら山口真帆ファンこそNGT48への誹謗中傷を繰り返しているw」

「運営は山口を嘘の告発をしたとして訴えるべきだw」

「山口ファンを警察に告訴するべきだw」

こういう「相手がやってくるからやり返してやるw」の論理構成で毎日行動している。

 

主張の正当性の根拠など、彼らにとってはどうでも良い。

こういう発狂した過激派ファンが、20人から200人の幅で実在するのが、NGT48という所である。

 

一部発狂ファンを放置する運営

唯一彼ら発狂過激派に水を差すことができるのはNGT48運営であるが

彼らは山口真帆さん達の痕跡を抹消し続けている。

togetter.com

NGT48劇場から全サインボール撤去。

山口真帆さんが出演していた、チームG公演と太陽は何度でも公演の配信販売をせず。

 

2020年6月、NGT48運営親会社の渡辺洋行社長は「卒業生も応援し続ける組織に致します」と約束したが、その約束は1年半経っても、何一つ具体的に実行されていない。

少なくとも現段階では、反故にされたと言って良い。

 

事件は悪化し続けてる、それが現状

NGT48暴行事件は、「被害者の言い分も聞く必要は無く、暴行犯と民事の和解で出た事が全てです」というNGT48運営の姿勢で、悪化し続けている。

 

全く何も終わってないどころか、恥知らずな見解で固定されたまま、NGT48は活動を再活性化させ始めている。

 

新潟県自治体、諸団体、諸企業は、そんな組織からスポンサーを頼まれても平気なのか。

「平気」という団体が新潟県に現れ始めている事を、私は驚きをもって見ている(例えば、にいがた総おどり)。

当該団体はその程度の情報収集能力と、コンプライアンス意識しか無い、と思われても仕方ない。

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9割メンバーと、運営は別

私は、個々人メンバー9割は応援している。

ブラック企業は批判しても、ブラック企業の社員は応援するのと同じである。

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1割未満の疑惑メンバーには批判的ではあるが、社会的制裁を受けているため強く批判していない(そして実名も原則出していない)。

 

だが運営は…繰り返すが

被害者の言い分を聞かず、暴行犯と話し合った和解で出た事が全てです

と言っている。

そして毎日これに乗じたデマが、一部ファン過激派によって撒き散らされている

 

NGT48暴行事件は、現在進行形である。

 

暴行の事実認定と根拠 - NGT48事件史(NGT48暴行事件ほか)

不起訴処分 - NGT48事件史(NGT48暴行事件ほか)

暴行犯と民事で和解した運営 - NGT48事件史(NGT48暴行事件ほか)

NGT48のファン大多数は、ノーマルである(1)「半減」

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時々NGT48運営の無反応や諸々に苛立ち

「NGT48ファンは何をしているのか」

と私が口走る(ツイートする)事がある。

 

半分は本音だが、半分は申し訳ないと思っている。

それはNGT48ファンの多数派が、そんなに酷い方々では無いと私は思っているからである。

その思いを本日記で断っておきたい。

前提:NGT48ファンも色々

NGT48ファンにも色々いらっしゃる。

実は私のフォロワーではないのに、NGT48暴行事件追及を続けている私のツイッターをこっそり見に来ているNGT48ファンが30人以上いる事も、大体分かっている。

 

 

まず、NGT48運営を猛烈に批判している私を、わざわざアンケートに答えてくださるほどに見に来られるNGT48ファンが30人以上いらっしゃる事は、記憶しておいて良いと思う。

 

大体、NGT48ファンを大まかに分けて、以下のような図と、私は理解している。

f:id:mitsuru_kux:20220201184757p:plain

 

今回は計算過程は略すが、6の人望団と、5の準人望団は、全体の1割も居ないと推算している。

4は…意外に多いかもしれないが、これは観測が難しい。

 

ただ、間違いなく過半数(それもたぶん3分の2以上)は1~3だと思っている。

なぜそう「思う」のか、確実では無いものの一応根拠はあるので、それを以下述べていく。

いいねのグラフ

「メンバーが獲得した、誕生日ツイートのいいね」を数えてエクセルに表にしたものが、手元にある。

全メンバーについてグラフを作ることもできるが、それを公開すると余計な反響が起きると考えるため、

人望団からの人気が高いD2期生(広義の1期生):

の両名が獲得した年ごとのいいね数と、

  • 当該年の誕生日ツイートをしたNGT48の1期生メンバーの誕生日いいね数/当該年で誕生日ツイートをしたNGT48の1期生メンバー数

をグラフにした。

グラフの赤線は、2022年2月4日現在残留している、NGT48の1期生だけの相加平均である。荻野氏と西潟氏はD2期生でもあるが、1期生としてこの数字には算入している(荻野氏は卒業しているが、算入している)。

 

f:id:mitsuru_kux:20220205011356j:plain

お断り:「減ったから悪」ではない

上記画像にも「増えたから正義」「減ったから悪」という話ではない、と書き込んであるが、「ファンが減ったから黒なのだ」とか「ファンが減ったのは報いだ」といった表現は、それはどうかやめて頂きたく思う。

人気や成果は、正しいか正しくないかといったものと、必ずしもリンクしない。

 

公正世界仮説を、私は全否定する。公正世界仮説は、おそらくは山口真帆さんを責め立てる連中の心理にも働いていると思うし。

psychmuseum.jp

 

半減したファン

そうした「正しい」「正しくない」の評価は別として、

事実として、

NGT48ファンが激減したのはほぼ間違いない。

 

まず、平均値(グラフ赤線)が全体的に落ちている。

この「平均値」は、「まほりこぽんもふ、AA研究生、SA、高倉さん、TA、加藤美南氏、荻野由佳氏がいなくなったから下がった」というものではない。

ちゃんと在籍しつつツイートした人数分で割っているため、この値は

「在籍メンバーの誕生日ツイートをした一人あたりにならした、誕生日獲得いいね平均」

であり、人数とは関係無い値である。

その平均値が、2018年から2020年にかけて半減している。

 

2018年:6327.4

2019年:5022.6

2020年:2994.4

2021年:3283.7 

 

(本稿では詳しく触れないが、一人だけある程度V字回復した一期生がいる)

 

グラフを見て分かる通り、荻野由佳氏と西潟茉莉奈氏は、二人とも、この相加平均を2020年、2021年どちらでも下回っている。

西潟茉莉奈氏は計測できる2018年以降、平均を上回った事が無い。

西潟氏は握手券には強いが、NGT48内で比較しても、ライトファンはそれほど多く無いとみられる。

 

2019年にはファンは待っていたのでは

ここからは推測になる(ただし単なる想像というのではなく、このグラフから推定可能な範囲である)。

 

NGT48のファン達は、自分の推しが、「事件被害者に対して冷淡な、居なかった扱いするようなアイドル」とは思いたくなかったのではないか。

何らかの態度表明を期待する人。

運営が改心することを期待する人。

人望団過激派ではないにせよ、最も山口真帆さんに懐疑的な層ですらも、民事裁判で何かが好転する事を期待する人…。

 

だが運営は、それらの期待を2020年4月8日にかけて、全て打ち砕いた。

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www.youtube.com

 

おそらく、NGT48のもの言わぬファン達は、嫌気が差して去ったのだと思う。

この3年間で。

まほりこぽんファンが去った、だけの数字ではない。

 

2019年→2020年の、ファンの失望

2019年までの間は踏みとどまっていたファンが、2020年にはさらに減っていた。

一期生にかかる先の数字をもう一度挙げる。

 

2018年:6327.4

2019年:5022.6

2020年:2994.4

2021年:3283.7 ※(後述)

 

2018年→2019年(約20%減)よりも、

2019年→2020年(約40%減)の減り幅の方が大きい。

というところが興味深い。

 

2021年、下げ止まりの希望

ある程度は2021年で「下げ止まった」とは言えるかもしれない。

それは2020年後半あたりから、「一期生4分の3は、決して悪い人たちでは無かった」ということが知られ始めたことも、無関係では無いかもしれない。

世間は厳しい視線もあるが、再評価する視線もある。

楽観は禁物であるが、その希望があることは言及しておくべきだろう。

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激減した荻野氏と西潟氏

一方で、今ひとつ指摘できることがある。

「激減」という表現が合うNGT48一期生メンバーが、荻野氏と西潟氏だけであるという点である。

ここまで壊滅的に、誕生日にいいねをつける程度のライトファンが激減したメンバーは、NGT48で他にいない。

 

もしNGT48ファンの多数派が、二人の「沈黙」や、「ドアドッキリ」を良しとしていれば、このような数字にはなっていないのではないか。

二人はNGT48ファン内の多数からすら、支持を得られなかった。運営と、運営に徹底的に従順なメンバーに対する、物言わぬファンの、意思表示しない意思表示であった、そう私は解釈している。

 

2度の失望

NGT48は、大きく分けて二度、ファンから失望されたのである。

一度目は、NGT48暴行事件、2019年1月~5月。事件被害者を追い出す運営と、運営による箝口令で黙らせられたメンバー達を見せられた時。

二度目は、結局の所、箝口令が続き、「過去を無かった事にさせられるアイドル」の姿が明らかになったとき。

つまり

NGT48運営(Sproot、Flora)は、2度、ファンの失望を招いた。

その自覚があるのだろうか。

 

こうした数字、おそらく彼らはデータとして取ってないと思われる。

取っていたらあのような行動にはならない(取っててあの行動なら理解に苦しむ)。

「売上が激減していないから、まだイケる」と考えての行動の筈である。

 

NGT48運営には、頭の切れる投資家の社長や大企業出身のスタッフもいるだろう。

あなた方がやっているのはショービジネスだ。

イメージを売る商売だ。

モノが安くて良ければ売れるという業界ではないという自覚を、運営は持つべきである(持っていないから言っている)。

運営諸賢に勧める。

足元の数字を見たまえ。

そこに3年間のファンの失望が表れている。

 

去った人だけではなく、残っている人も、去った人と同じ空気を共有していた筈である。

彼らは正しく失望した。

NGT48ファン多数派は、決して異常者ではない。

NGT48におけるコード(2)暗黙の了解

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前回ブログを1として、今回を(2)とします。

mitsuru-kux.hatenablog.jp

 

様々な場にドレスコードや暗黙の了解があるように、NGT48にも暗黙の了解があります。

NGT48を応援するに当たっては、ぜひともそれを抑えてから入ることをお勧めします。

なおそれらは、

  • NGT48暴行事件につき、特に運営を追及している
  • NGT48の一部メンバーは応援している

という私も、NGT48メンバーの配信でコメントするといった場合には守っている、基本的マナーです。

これが基本レベルです。

事件については絶対に触れてはいけない

NGT48暴行事件について、どんなに気になっても、メンバーにもファンにも見解を聞いてはいけません。

それはNGT48において絶対のタブーです。

  • そのメンバーやファンが、内心では運営や一部メンバーに疑問を持っていても、それを表明したくない何らかの事情があるでしょうから。
  • 疑惑を持たれたメンバーのファンである場合、滔々と「被害者と言われている山口真帆こそが悪い奴だったのだ」と、陰謀論の大演説をぶちかまされる恐れがあります。

NGT48を巡るデマ・ガセを検証する - NGT48事件史(NGT48暴行事件ほか)

話題に出して良い卒業生と、話題に出してはいけない卒業生がいる

事実上追い出された山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんについては当然()として、他にも何人か話題に出してはいけない元メンバーがいます。

 

但し、この3人以外については、簡単ではありません。

  • メンバーAのSHOWROOMやリプ欄では話題にして良い卒業生は、1234567である
  • メンバーBのSHOWROOMやリプ欄では話題にして良い卒業生は、23489である

といった、「この人の所ではこの人の話題は出せば歓迎される」というのは、それぞれ違います。

場合によっては話題に出すと表情が曇るメンバーがいます。

上記のメンバーAが「卒業生の3と4、懐かしいね!」としゃべっている時に、

「8と9も懐かしいですよね!^^」

とコメントを書き込んだら、袋だたきに遭いかねません。

 

それらの詳細な人間関係を把握してから参加するようにしたいものです。

なお私も全部は把握していません()。

 

基本的に、どのメンバーの配信でも、誰の話題であっても、卒業生の悪口を書く事はやめましょう。それで喜ぶ人は私は確認していません(これはネタではなくガチです)。

 

2019年5月から前の動画やイベントについては、触れて良いものと触れてはいけないものがある

動画やイベントに、上記の「タブー扱いされている人」が参加していたり、色々あったり()した事で、語られる事自体がタブーになっている事もあるので要注意です。

入門者にはまず

  • 「AKB大運動会」
  • 「ボウリング」
  • 「チームG」
  • 「太陽は何度でも公演」

は話題にしないよう、強くお勧めします。

相手メンバーと場によっては、袋だたきに遭う蓋然性があります。

 

意外にコード外になっているものと、身体の安全

おそらく私はNGT48運営に身バレしている可能性もありますが、まだ出禁は喰らっていないようですし(多分)、オンラインショップでの買い物もできています。

「一部メンバーを応援しつつも、事件には疑問を持ち、運営を追及する」事は、一応NGは出されていない模様です。

 

ただ、それはあくまで「運営からは一応出禁にはなっていない」というだけの事。

会場などで「被害者こそつながりガー」といった陰謀論を撒き散らしている暴走ファンと会ったら、どうなるか分かりません。

 

取り敢えず(私に倣わず)、陰謀論者には触れない事をお勧めします。

「会いに行く時、相手の帰宅時間を調べるのって普通の事じゃね?」

「おれも山口の息の根までは止めたくないからなあ」

などという人物が普通に応援活動している場ですから、身体の安全を確保する行動を心がけましょう。

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メンバーの安全を心配するのも大事ですが、まず自分の安全を気にしましょう。

 

コードと安全を守って楽しいヲタ活を

新規来会される方には、上記のようなコードと安全に十分に配慮して、ヲタ活をなさることをお勧めします。

 

A HAPPY WOTAKATSU!

 

補足:皮肉と実態

※このブログはもちろん半ば皮肉を込めた表現をしていますが、実態に基づくものであり、注意喚起でもあります。

面倒くさい?

そういう現状をNGT48運営(AKS、ヴァーナロッサム、Sproot、Flora)が作り出したのですから仕方ありません。

できる事は、

  • 運営を批判するか、
  • コードをよくよく把握してから応援するか
  • そもそも応援しないか

のいずれかです。

「無かったことにする」というコード

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この社会では、いつも真実が真実のままに語られるわけではない。

個人の嫌な出来事も

組織の不祥事も

常にさらけ出されるわけではないし、話題にされる訳でも無い。

 

不祥事を起こした組織が必ず倒れる訳でも無い。

我が国で、ブラック労働で有名になり、死者まで出した企業が、僅かな罰金を科されただけで存続し、今も大きな影響力を社会に行使している事例を、我々は知っている。

 

だから不祥事を「無かったこと」として扱う事は、NGT48に於いても可能ではある。

 

ある程度までは。

 

劇場内やファンコミュニティでは、「過去の嫌な出来事に触れない」という暗黙の了解を通用させることができる。

何しろ私すら、メンバーのSHOWROOMライブ配信を訪れる時に、誰が相手であっても、事件の話題に触れるようなことはしない。

普段から事件の話をメンバーに振るほど、私も鬼では無いし野暮でも無い。

 

だがそれが通用するのは、劇場、公演、配信、握手会といった、ライブ会場や身内のイベント会場だけである。

あとはせいぜい、ツイッターでのメンバーのリプ欄くらいであろうか。

 

 

 

しかし、インターネットでは、(悪質な誹謗中傷は問題であり、それに法的措置をとることはできたとしても)事件を論じる(合法かつ公序良俗の範囲の)声を全て止めることはできない。

それ以上にそもそも、「あれ、どうなったんですか?」と企業や自治体から聞かれるのを止めることもできない。

その際に「民事の和解で出たことが全てだと思っております」という説明で納得するようなレベルの企業しか、今後スポンサーにつくことはない。

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限られたファンの間だけで回す積もりなのであれば、それでも良いだろう。

 

だが運営(Sproot、Flora)は3期生募集を始め、テレビ展開も始めた。

そして運営は今後も「無かったこと」のまま、活動を続けるのであろうが…

 

新規ファンは絶対に増えない。

ステージ謝罪事件はあの劇場で起こった。

太陽は何度でも公演もあの劇場で行われた。

その過去を消し去ることはできない。

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運営はファンを、いや人間を馬鹿にしているのではないか。

「忘れ去って、若い女の子が好きなヲタがまた集まって来る」

と考えて居るとしか思えない。

 

少しは来るかもしれない。

だがCD売上推移をみれば分かるだろう。

ペイするほど来るわけが無い。

 

 

「事件については絶対に触れない」

までならまだしも、

「卒業生のうち、触れて良い人と、触れてはいけない人がいます」

というコードを、わざわざ覚えて、アイドル集団を応援に来る人が、一体何人居るというのか。

 

あらゆる業界で、ドレスコードは敷居を上げる方向に作用する。

NGT48には、「卒業生コード」が存在するが、どう作用するかは、既に明らかな筈である。

今の運営には、その敷居を下げるつもりは無いらしい。

 

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詩人&作詞家としての秋元康、そのNGT48作品に

秋元康のNGT48暴行事件における責任は、私の中でもまだ結論はでていない。

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今回のブログは、事件本体に対する彼の姿勢ではなく

 

詩人・作詞家:秋元康

 

から感じる憂鬱を、少しだけ書こうと思う。

 

私は残念ながら文学的素養が全く無い。

病院入院中に古今和歌集を読むなど気取ってはみるものの、元々小説読解は苦手であったし、詩は読むのも書くのも下手だ。

 

だが…

シャーベットピンク、Awesomeポンコツな君が好きだ

NGT48暴行事件より後に発表されたこれらの歌詞、

全て

カップリングの方が丁寧に作られている

どうしてもそう思えてならない。

それは私に感性が乏しいからなのだろうか。

 

総じて、NGT48暴行事件後のNGT48の歌詞には

メインの楽曲の方は「秋元康の投げやり」を感じ

カップリングの方には「秋元康が本当に書きたい理想」を感じる。

 

ここで断っておくが、それぞれでセンターを務めた

藤崎未夢さんや小越春花さん

を批判したりdisる意図は、本稿には全く無い事を明記しておく。

お二人とも立派に務めを果たした。

あくまで詩・作詞家に対する感想である。

また、「ポンコツな君が好きだ」のMVのドラマは出来の良い動画であった。

 

シャーベットピンクにも結構「テキトーさ」を感じたが

特にAwesomeの「忘れて踊ろう」という「投げやりメッセージ」には当時かなり私は驚いた。

 

>あれから何してこうしてました そんなことどうだっていいよね

>あいつもこいつもHappyで

>ルール無用

 

事件とは関係無い論評は意図して薄くしていたのでツイッターではあまり書かなかったが、私は

「…秋元康先生。こんな開き直り歌詞をアイドルに歌わせてしまっていいんですか」

という感想を禁じ得なかった。

 

Awesome「忘れて踊ろう」とタイアップした「にいがた総おどり」のアカウントから、私がブロックされたのは、ある意味順当でもあった。

事件も含めてすべて忘れて踊りたいのに、

事件追及しつつ一部メンバーを応援する私など、

存在すら見たくもなかっただろう。

このような公式アカウントからの拒絶を受けたのは、この時期が今の所最初で最後である。

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ポンコツな君が好きだ」にしても、「秋元先生?」と思った。

 

確かに男というものは、ミスをした相手が可愛い若い女性であると、男に対するよりもかなり大目に見るという悪癖を有することが多い。

そうした傾向が私にも無いかと言えば、残念ながらゼロとは言えない。

 

…だが「ポンコツな君が好きだ」においては…

どう考えても「かわいいから許せる」というレベルのミスを超えている。

>スキー部の合宿 来たけれど
>一週間先の予約だった
>マネージャーの君が
>日にち間違えてた
>絶対にありえないミス


>ごめんなさいって
>必死に謝まる姿に
>僕はキュンとしてしまって
>怒れないのはなぜだろう?

 

>仕方なく帰って 気がついた
>みんなの荷物はどこへ行った?
>忘れて来ちゃったのに
>どうせまた行くからって
>屈託のないその笑顔

 

これは、それでも許せるほどの可愛いマネージャーと、それを許すフニャフニャ男が存在しなければ成立しない歌詞である。

ここで歌われているのは「ちょっとしたドジを年に一回」ではない。

かなりすさまじいミスを間隔をおかずに繰り返す女性と、それにキュンとしている男どもである。

 

秋元康先生。先生がNGT48にこれを歌わせるのは、何ですか。

何と比定、何を想起させようとしているのです。

あからさますぎやしませんか。

これは先生の精一杯の現運営に対する指摘・皮肉ですか、あるいは開き直りですか。

それとも両方ですか。

 

秋元康は、詩人として、NGT48の顔となる選抜メンバーの歌には、これしか歌詞を書けなかったのかもしれないし、

詩人として、現実を詠ったらこうなったのだ、というのかもしれない。

 

だとしたら秋元康は、作詞家として「できること」はしているのかもしれない。

現実を写し取る藝術作品という形をなしているのかもしれない。

文学的素養の無い私からは、売れる歌詞を記録的に量産できる詩人としての能力には、秋元康先生に対し、尊敬を払う。

作家としての才能も並外れたものがあるのだろう。

アイドルの卵を選び出す眼力の確かさもある。

 

だが一つだけ思う。

「総合プロデューサー」の肩書きは、外されてはいかがですか、と。

 

どう考えても今の

「詩の形で現実を写し取って後世に残す」

ことが精一杯の秋元康氏の姿は、「プロデューサー」という言葉の語感には相応しくない。

「作詞家」か、もしくは「ゼネラルクリエイター」「クリエイティブアーティスト」といった肩書きに変更するべきではないか。

「プロデューサー」という肩書きからは、少なくとも外部から、

吉成夏子や、渡辺洋行に、経営上の実権があり、秋元康にできるのは詩人としての藝術活動だけである」

とは想像できない。

 

文学的素養の無い私ですら、

AWESOMEと「ポンコツな君が好きだ」から、上記のような

「皮肉」もしくは「開き直り」

を感じたが…

ファン一人一人に本当の感想を聞いてみたいところである。

 

思うのは、

秋元康はペンをとった時、

「何を詠わせればいいんだ」

と課題をインプットされた時、

アウトプットできたのが、メインのあの3曲だったのだろうと思う。

 

それが投げやりだったのか、

皮肉を込めた批判だったのか、

「これしか書けないよ」という「最適解」だったのか

 

いずれにせよ私はあの詩を見た時…

秋元康の、詩人としての本音と憂鬱」を感じた。

 

最後に一つ言いたい。

 

こういう歌詞を「皮肉」「現実」の模写として書くなら、次に書くべきは

ブラック部活におけるブラック顧問の存在

であろう。ポンコツな部員、ではなく。

「A」の小~大。ケース1~ケース4。

今回は、ある程度NGT48暴行事件を追っている人向けの話です。

「よく知らない」という方は、まずは下記相関図ページを参照下さい。

niigata-2018jiken.memo.wiki

本ブログでは、第三者委員会報告書に書かれた「A」の責任の軽重を、想定します。

大変センシティブな問題であり、Aの個人特定は完全にはされていないと私は考えていますが、ネットでは決まったかのように扱われています。

その論調にも私は若干疑問を感じています。

ここでは「A」で通します。

togetter.com

Aと丙

「バスからNGT48メンバーAが降りて、歩いている所に丙が声を掛けた。」

までは、第三者委員会報告書に書かれています。

その内容と矛盾しない範囲で、Aの責任の小~大のケースを想定してみます。
「」…発話
()…心内文
【】…説明文

Aの責任が極小の想定ケース1

手を振りながら丙がAに声をかける。
丙「Aちゃん、こんばんは!^^」
A「(え?なんでこんな所に時々見るファンの丙が?しかも今日の公演、女性限定だったのに、丙がなんで新潟にいるの?この人新潟在住だっけ?)…はい?」【少し後ずさりするA、いぶかしげな表情】
丙「まほほん、あのバスに乗ってる?^^」
A「…乗ってるよ(なんでこの人こんな事聞くんだろう…)」
丙「Eも乗ってる?」
A「…乗ってないよ(…こわい)」
丙「そっか、ありがとね!^^」
Aと丙、別れる。
A(…丙、こわい…丙、なんであんな事聞いたんだろう…)
翌日か後日、事件発生を聞いたA、愕然。


Aの責任が小の想定ケース2

手を振りながら丙がAに声をかける。
丙「Aちゃん、こんばんは!^^」
A「あ、丙さん!こんばんは!^^(時々みる常連さんだ、大事にしないと。…あれ?今日の公演、女性限定だったのに、丙さん、なんで新潟にいるの?丙さんって新潟在住だっけ?)」
丙「まほほん、あのバスに乗ってる?^^」
A「うん、乗ってるよ(…あれ?丙さん、なんでこんな事聞くんだろ?)」
丙「Eもあのバスに乗ってる?^^」
A「え?乗ってないよ?(…ちょっと待って、丙さんなんでこんな事聞くの…?)」
丙「そっか、ありがとね!^^」
Aと丙、別れる。
A(…丙さん、なんであんな事聞いたんだろう…?こわい)
翌日か後日、事件発生を聞いたA、愕然。


Aの責任が中の想定ケース3

手を振りながら丙がAに声をかける。
丙「おおい、Aちゃん!^^」
【このケースでは、丙に出待ちされて声をかけられることには抵抗が無いくらいのA】
A「あ、丙さん!^^あれ?今日公演に来てないよね?なんでここに?(今日の公演は女性限定なのに、新潟に来たってどういうこと?)」
丙「ちょっと用事があってさ。それより、まほほん、あのバスに乗ってる?」
A「うん、乗ってるよ。まほほんに会いたいの?^^(考えずにしゃべる)」
丙「いや、そういうわけじゃないけど。Eも乗ってる?」
A「ううん、乗ってないよ。(…あれ?何この会話)」
丙「いや、いいんだ。じゃあね!^^」
Aと丙、別れる。
A(…?冷静に考えたら、なんであんなこと聞かれたんだろう?…なんかこわくなってきた)
翌日か後日、事件発生を聞いたA、愕然。


Aの責任が大の想定ケース4

手を振りながら丙がAに声をかける。
丙「Aちゃん!^^」
【このケースでは、丙と立ち話するのが時々あるくらいのA】
A「あ、丙!」【丙と仲間には新潟市内のどこかに拠点がある事くらいも知っているから、丙がそこに居ることにも疑問なし、ただし細かい拠点の場所までは知らない】
丙「公演おつかれ!」
A「うん、ありがとう!^^」
丙「まほほん、公演で疲れて、バスで寝ちゃったりしてなかった?」【このケースでは不意打ちの質問ではなく、雑談の一環として聞き出す方が自然、つまり第三者委員会報告書は会話を抽象化しているということになる】
A「少しうとうとしてたかな」
丙「疲れも出てたんだねえ。Eも疲れてた感じ?」
A「E?バスに今日は乗ってないよ」
丙「そっか。ありがとう。じゃあね!^^」
A(え?それだけ?会話しに来たのかと思ったのに。何しに来たんだろう丙は)
翌日か後日、事件発生を聞いたA、愕然。

 

仮に上記以上にAと丙が親しかったら、声を掛ける必要は無かった

…これ以上に責任が大きなケースは、私は「無い」と思っています。

もしAと丙が、この「ケース4」を超えて親密であれば、そもそも直に声をかける必要がありません。LINEするとか、カカオを使うとか、ワンギリを何回するとか、通信機器を使った合図をすれば良いのです。

いや、声をかけずとも、例えばカバンを左手または右手に持って見せるといった合図を使うとか。

他にも証拠も残らない連絡手段は幾らでも考えつきます。

したがって、Aと丙が、合図についての打ち合わせや共謀ができるほどの関係では無かったことは明らかです。


なお、処分は契約条項に則って行われるべきであり、軽々に「どのケースならば~処分が妥当」とは言えません。
しかしケース3かケース4であれば、「厳重注意」は必要だったでしょう。
三者委員会も、契約解除以外の処分までは否定していません。
また、メンバーへの教育の必要性は、第三者委員会も指摘していました。

 

「Aも被害者」という可能性:ケース1

ただ、仮にケース1であった場合、むしろAは
「夜に不審者に声をかけられた被害者」
という側面もあります。


私がAに対する態度を決めかねているのは
厳重注意処分は必要なケース3・ケース4

「一面では被害者と言えるケース1」
の落差が大きすぎるからです。

 

もちろん、もっと場合分けを細分化できるのは前提です

ただ、大枠で言えば

ケース1でAがむしろ被害者性を有するのであれば、その旨、運営が説明するべきであったし、
ケース3・ケース4なのであれば、運営が厳重注意処分を実行するべきであったでしょう。
ケース2は難しいが、「注意」は必要だったのではと思います。

 

今は、ケース4を超える想像まで広まってしまい、過重な社会的制裁をAは受けていると私は考えて居るため、これ以上私はAに対する何らかの制裁が必要とは考えていません。
むしろ仮にケース1だった場合、Aを擁護する必要があるくらいです。


ただ、今の材料では、A自身が自己弁明しない限り、私から先んじて動くことも主張する事も不可能です。

あくまで「ケース1である『可能性がある』」と述べることができるにとどまります。

 

A擁護の可能性

逆に言えば、これからであっても、Aが「ケース1(もしくはそれに近い)である」と自己弁明した場合、

発信内容を精査の上で、

内容次第で、

相応の擁護を展開する可能性と意思が、私にはあります。

ただし、時間が経ちすぎてしまっているため、A氏には、弁明を発信する場合、
「三鶴が擁護してくれるなら!」
と軽々に判断して発信することなく、会社の顧問弁護士ではなく、自分で探した弁護士に相談してから、方法を考えて発信することを強くお勧めします。


以上が、現時点での私のAに対する見解です。

 

 

togetter.com

「うれしくないでしょそれ」…アイドルとして。人として。

本ブログは、こちら↓

「うれしくない評価」…アイドルとして。人として。NGT事件と外道ファン達 - NGT48をみるブログ「三鶴の黄昏と黎明」

に更新されています。

 

ーーーー

 

※「NGT48暴行事件って何だっけ?」という方は、下記:相関図と、その下のリンク先を御覧下さい。

NGT48暴行事件, 関係図, 相関図

niigata-2018jiken.memo.wiki

NGT48暴行事件において、

「被害者山口真帆こそが、犯人とつながっていたのだwだから推しは山口真帆に寄りそわなかった、当たり前w俺たちの推しは悪くないw」

と言っている、NGT48過激派ファン(人望団)は、

女心、いや人の心が分かっていないのではないか。

 

人望団(NGT48の一部悪質ファン) - NGT48事件史(NGT48暴行事件ほか)

 

つまり彼ら過激派は

「俺たちの推しは、男に襲われたという女性に、すぐに寄り添わないし、それで良いw」

と言っているのである。

 

それうれしくないでしょ、普通。

 

もちろん、疑念を向けられた疑惑メンバーは、その疑惑がどの程度真実であったかを問わず、2019年1月8日以降は、単純に山口真帆さんに同情できる立場では無かったかもしれない。

しかしまずは、
「男の人、それも2人に、玄関で襲われた山口さんの心の痛みは、同じ女性として、深く同情しています。
まほほんが早く元気になって、劇場で会えることを願っています」
などと、(内心はともかく)形式的にでも述べるのが

アイドルとして、というより、人として
定石、いや、常識
であろう。

そうした定石・常識的コメントすら一切封じられ、事件本体については
「話を聞きたいと言われ、新潟警察に行きました。警察の方に携帯を預け、お話をしました。云々」
のコメントが出た…

それが2019年1月から3月までの、NGT48に敷かれたAKSの箝口令の結果であった。

 

ちなみに2019年1月8日から1月末日にかけて、山口真帆さんにかかる発信をしたメンバーが4名いる。

NGT48の安心安全7と、その他のメンバー達 - NGT48事件史(NGT48暴行事件ほか)

 

小熊倫実さん。「優しくて大好きな自慢の副キャプテン」とツイートし、山口真帆さんへの寄り添いを間接的に表明し、ネットニュースにもなり、大いに称賛された(私もその称賛に加わったし、今も完全にその称賛に同意する)。

NGTメンバー、「山口タブー」破った? 名前は出さずとも「優しくて大好きな自慢の副キャプテン」: J-CAST ニュース【全文表示】

 

中井りかさん。「真帆が、NGTが、大切で大好きだよ」とツイート(同趣旨のツイートを2回)。様々な先入観と文春のネガキャンで当時すぐ気付かれなかったのが残念であったが(私ももっと早く気付くべきだったと思っている)、2019年1月に「真帆」の名指しでツイートしたのは中井さんだけである。

中井りかさんと山口真帆さんについて - NGT48事件史(NGT48暴行事件ほか)

 

山田野絵さん。山口真帆さんを名指しして寄り添ったわけでは無かったが、「メンバーそれぞれが危険にあったメンバーに寄り添いたいと思っています。」「運営さんの不手際」「みなさんが見えるSNS上でのメンバーからの被害にあわれたメンバーへの配慮が無かった」「1番悪いのは犯人で間違い無いのですし、その事に対して間違いはありません(原文ママ)」と述べた。ガムテープ動画への弁明に埋もれて注目されなかったが、これら「当たり前」の要素を2019年1月に述べたのは、山田さんだけである。

NGT48山田野絵が事件について発言!自己保身!いやよく言った!と賛否両論|青空文庫のトレンド新着情報

 

奈良未遥さん。特に「寄り添う」要素は無かったが、雑誌宣伝のツイートで「#山口真帆」のタグを使った。2019年1月に、「#山口真帆」とツイートしたのは、奈良さんだけである(逆に言えば、この山口真帆さんが掲載された雑誌の宣伝すら、NGT48では大々的に行われないという異常事態であった)。

奈良未遥のTwitterアーカイブ - 2019年1月30日 - ArKaiBu Project48

 

なお事件発覚前の2019年1月4日に、中村歩加さんは山口真帆さんが欠席した際の集合写真をフォトログにアップし、「teamG だいすき。もちろんまほほんも!」と書いた。NGT48のフォトログ冒頭に「まほほん」「山口真帆」の言葉が現れたのは、この中村さんの投稿が今の所最後である。

 

この中で、
メンバーそれぞれが危険にあったメンバーに寄り添いたいと思っています」
「みなさんが見えるSNS上でのメンバーからの被害にあわれたメンバーへの配慮が無かった」
との、山田野絵さんのツイート(画像添付方式での発信)は、もっと注目されて良かった。

チームNIIIであったこと、山口真帆さんと特に親密では無かったこと、ガムテープ動画への疑念などの事情から炎上してしまったが、当時の生の証言は貴重である。

当時チームNIIIであった山田野絵さんの周囲でも、メンバー達は
「危険に遭ったメンバーに、見える配慮を示すべき」
という認識を(人数は不明であるが)持っていた、と考えられるのである。

そうでなければ山田さんが「メンバーそれぞれが」という主語設定をするとは考え難い。

さらに、「山口真帆さんの方が犯人と繋がっている」と考えていた様子も無い。

 

そして私は思うのだが、山田野絵さんが
「NGT48メンバー達がそこまで非常識で薄情なわけが無い」
と主張したかった、ように読めるのである。

私も、2020年6月には下記の通り調査し、(当時)1期生の4分の3については「4分の3は、非常識でも薄情でも無かった」と考えている。

niigata-2018jiken.memo.wiki

 

考えなくとも分かるが
どんなに陰湿な人間でも、基本的に人は「良い人」に見られたい。
だから体裁は整えるのが普通である。


ところが2019年1月~3月の、AKS・NGT48は、
「被害者である山口真帆さんをハブってシカトして追い出した」
という形をとった。

 

「そんな女性」とみられるのに耐えられるNGT48メンバーはわずかだったろう。

 

詳しい説明は不要と思うが

「○○さんは、本当は良い人だったんだよね」
「○○さんは、本当は山口真帆さんの卒業公演、出たかったんだよね」
「○○さんは、メッセージは出したよね。運営の圧迫の下、よくやったと思う」

と言われるのと、

「犯人とつながってたのは山口なんだから気にしなくていいよw」

と言われるのと、

女性なら(いや人なら)どちらが嬉しいか?

 

1光年ゆずって、仮に、
「犯人とつながってたと思われるAさんがおそわれた」
場合を仮定したとしても、
「Aさんのことが心配です」
とまずは心配してみせるのが「良い人そう」な振る舞いである。
いや「常識人」としての振る舞いである。

仮にAさんが犯人とつながっていた事が後で分かった場合であっても、「まずは寄り添う」常識的振る舞いが責められることはない。

 

そのような常識レベルの振る舞いを許されなかったメンバー達の大多数は苦しんだであろう。

なのに人望団は
「男に襲われた女にすぐに寄り添わなかった君たちは間違っていなかったw」
というのである。

 

もう一度言うが

それ、うれしくないよ。

 

「良い人」「常識人」に「見える」振る舞いをするのは、アイドル云々以前に、大人として、いや子どもでもやる「人として」の段階の話である。

人望団は推しアイドルに、「人として」の振る舞いを認めていないという事になる。

 

そして
「俺たちの推しは、襲われた女の自己責任に寄り添うようなことはしないw」
といった主張をする人々に推されるアイドルは、不幸である。


それが不幸だということも理解できないアイドルが、仮にいるとすれば…

人望団の主張に対して「ありがとう」と本気で思っているアイドルが、仮にいるとすれば…

その人は長く芸能活動を続けることはできないだろう。

 

そこまでのサイコパスが「人気商売」を続けることは不可能である。