上記の続きです。
今後の予定↓
(1-6)「○~○公演」
(1-7)「あぶこな公演」
初めて見たNGT48公演配信
2018年までアイドルグループどころか芸能界に興味が無かった私が初めて見た公演が、2019年5月18日の太陽は何度でも公演でした。
DMMを利用して配信視聴しましたが、アイドルの公演を配信で見たのもその時が初めてです。
日本の芸能史上に残るほどのイレギュラーな公演が、私にとって「劇場公演配信視聴」の初体験でした。
その後、先日、このブログシリーズになっている中井りかさんの出演される公演を見に行ったのが「初の劇場での生ライブ体験」だった訳ですが…
だから私にとって「NGT48劇場に入る」という事は、「あそこはどういう場なのか」を見る機会でもあったわけです。
小ささと距離
「劇場、思ったより小さい」
これが第一印象でした。
これは決してdisっている訳ではありません。
専用劇場は大きければ良いというものではなく、観客動員数と維持費に応じて、合理的なサイズというものがあるでしょう。
それにしても、行き慣れたクラシックのコンサート会場(例えばサントリーホールや東京芸術劇場の大ホール)に比べますと、大変小さいという印象を受けました。
「これだけ近い距離で、色々な事が起きていたのか」と驚きました。
ステージ謝罪、卒業発表、太陽は何度でも、村雲さん卒業公演(と、その時にあぶこなが出ていたとなりのバナナ)…
脳裏に記憶されているシーンをその場で脳内再生すると、その場に居た観客達との距離感と相俟って、様々な驚きがありました。
頭を下げた山口真帆さんに「悪くないよ!」と叫んだ観客は、この距離で叫んだ。
「泣かないで下さい。こんなにすすり泣きが聞こえる公演は初めてです」と山口真帆さんが仰ったのは、確かにすすり泣きが自然に聞こえる距離での出来事だった。
コロナ禍で少人数公演で発声NGで開催されている公演の数々も、この距離で行われている。
観客とアイドルの距離がとても近いということ。
それは2019年1月から2019年5月までの様々な出来事につき、ファンは大変身近なものとして感じるように作用した筈です。
太陽は何度でも公演の現場(そしてロビーや階段)に居た人達にとっては、時間と空間を共有する濃密な体験だったでしょう。
クラシックの演奏会ではこのような距離感は有り得ません。
演奏者と聴衆の間の距離は決定的で、その距離を縮めようとは誰も思いませんし、身近な存在とも思って居ない。
観客は人格・パーソナリティー・キャラクターでは無く、音にだけ期待します。
声を掛け合わない観客
コロナ禍で、という事もあるでしょうが…
開演前、観客同士がこそこそ声で遣り取りする事も無かったのも印象的でした。
クラシックの演奏会ですと、結構ざわついています。
それは観客同士が隣り合って席を取るから、知り合いが隣にいるからであって…
NGT48劇場では抽選で席が決まるから、隣が知り合いとは限らない…
というのもあるでしょうが。
それに換気休憩中は、ロビーの外では談笑するファンの集団がいらしたので、ファン達の交流は一部にはあるようです。
それにしても「横の結びつきが思ったよりも薄い」と感じました。
まあそれは、山口真帆さんファンクラブのイベントでも、隣の席の人と話したりしませんので、NGT48に限定されない「アイドル応援層はそういうもの」なのかとは思いますが…
開演前の静けさは、ドルヲタでも無かった完全に門外漢の私には、新鮮な驚きでした。
卒業生のサインボールがあった場所
卒業生が記念に残していたというサインボールがあった場所も見てきました。
…思ったよりこのショーウィンドウも小さかったです。
そしてここは外からは見えない場所です。
ただ、スペースとしては小さいですが、初めて見に行った私ですら
「お、ここですか。」
と分かる場所です。
というよりロビーがそれほど広い場所ではないので、「探す」必要がありません。
こんな目立つ場所の展示物を撤去してしまったとは…
おそらく卒業生達のサインボールを撤去した時、運営側は
外からは見えず、大きくも無いショーウィンドウの中にあるものは、大して重要では無く、むしろアンチ山口のファン達の歓心を買う方が得だ…とでも考えたのかも知れない、と思いました。
ただ、「撤去したことがバレないだろう」とは考えていなかったでしょう。
こんな小さな劇場の、こんな目立つライトの上にあるものが消えたら、「ウォーリーを探せ」の100倍簡単に変化に気付きます。
「撤去がバレバレで構わない」という前提は読み取れました。
次回と次々回で、ようやく公演の感想に入ります。