NGT48をみるブログ「三鶴の黄昏と黎明」

NGT48運営の課題がメインテーマです。

NGT48、小越春花さんの印象

正直、私はNGT48において、中井りかさん以外の方を殆ど深くは存じません。

さらにD3・2期生、3期生については、私が知る事は数えるほどしかありません。

 

ただ、マイナスではなくプラスの事を書く分には、「よく知らない」であっても書いて良いだろうと思い、ちょっとだけ、

小越春花さんについて書かせて頂きます。

48pedia.org

 

2022年春。

NGT48のD3・2期生についてあまり前知識も無い状態で、私は新潟のNGT48劇場で、ちっちゃいもんくらぶ公演を拝見しました。

小越さんもその公演に出演なさっていました(その後、富永さんも寺田さんも卒業なさったのには、色々な思いがあります…)。

mitsuru-kux.hatenablog.jp

 

私は小越さんについて、漠然と

  • 「元気にセンターで伸び伸びと歌って踊っている方」
  • 「不思議キャラで、中井りかさんと率先して絡んでいる方」

というイメージがあったのですが(このイメージがあるいは間違っているかもしれませんが…あくまで私のイメージです)

ちっちゃいもんくらぶ公演では、あくまで「5人の中の対等な1人」に徹されていました。

 

それは普段御覧になっておいでの皆さまからは

当たり前

のことなのかもしれませんが…

NGT48どころか、アイドルにあまり関心が無く過ごしてきた私にとっては、少し新鮮な驚きでした。

「『センター』でも、『私が私が』という雰囲気を、きれいに仕舞うことができるものなのだな」と。

 

それはアイドルグループでは「当たり前」レベルのスキルなのかもしれず、

私があまり褒めるのも、

100m走の国体選手に、『走るのお上手ですね』と声をかけるようなもの

かも知れず、かえって失礼なのかもしれませんが…(汗)

 

他にも、中井りかさんの生誕祭の時に、

気付かぬうちにさりげなく後ろに下がっていらしたり、

「小越さんという方は本当に気を遣う方なのだな」

と思わされる事が、あまり拝見していない範囲でも1度や2度ではありません。

 

古舘葵さんに続き、下から2つめに年少(2ヶ月弱ほど古舘さんの方が生まれが遅いです、お二人とも今18歳)の小越さんが、沢山の年上メンバーの中でセンターを務めることは、大変なことも沢山あるだろうと拝察します。

 

そんな中、センターに立つ時には、小越さんは中井りかさんと組んで横に立っても見劣りしない存在感を発揮されます。

www.youtube.com

 

他のメンバーの皆様も頑張っておいでですし、「他のメンバーに比べてどう」とかは申しません(というか比較できるほど、他メンバーを深く存じ上げておりません)。

また将来、他のメンバーさんにもセンターの機会が与えられることが妥当と思われるケースもありえるでしょう。

 

ですが私の見る範囲では、小越春花さんは、

  • ダブルセンターで中井りかさんの横に並べるほどの技量と胆力があり
  • 下がる時にはさりげなく嫌味無く下がれる

そういう立派なイメージの方でいらっしゃいます。

 

私が18歳の時は、ただのハナタレのガキでした。

 

小越さん、日付をまたいでしまいましたが、2022年の生誕祭、おめでとうございます。

18歳、実り多い年になりますように。

 

www.youtube.com

NGT48暴行事件の理解に、第三者委員会報告書が役立つ・使える理由

niigata-2018jiken.memo.wiki

NGT48暴行事件、その真相は!?

をテーマにするYOUTUBE動画がまた出ました(荻野由佳氏を出演者としています)。

その動画は第三者委員会報告書を全く無視した内容になっています。

 

どうして第三者委員会報告書を無視する人がこんなに続出するのかよく分かりません。

あの報告書は過小評価されています。

NGT48事件史の「第三者委員会」ページでも書いている内容ではありますが、ブログ向けに文章を噛み砕いて、

限界はあるが使える理由

を挙げていきます。

というか

この第三者委員会報告書の大枠から外れて語るのは、法的リスクが極めて大きいとすら言えます。

 

限界はあるが使える理由

【1】弁護士13名が関わっている

三者委員会を構成する弁護士は、以下3名です。

委員長:岩崎 晃 弁護士(岩崎法律事務所)
委員 :木内雅也 弁護士(赤坂森の木綜合法律事務所)
委員 :髙山 梢 弁護士(真和総合法律事務所)

そして調査にあたり、補助弁護士が10名参加しました。

 

弁護士が「調査不足」「不利な事は書かない」をやる事はあるでしょう。

しかし「ウソ」「虚偽」を書くとは考えにくいものです。「書かない」のと「ウソを書く」は、レベルが違います。

しかも関わった弁護士が、補助弁護士を入れて13名です。

13名の、事務所の違う弁護士同士が、「ウソを言う事で結託する」とは、考え難い。

そんなリスクある虚偽を、交流が日常的でも無い13名の弁護士が、一人も脱落者を出さずに、たった1ヶ月半で作り出せるとは、考えられません。

 

【2】誰も当該報告書を全否定しなかった

【2-1】松村匠、早川麻依子、岡田剛

松村匠(当時AKS取締役)は、当該報告書を基にして全員不問と言う結論を出し、当該報告書自体を全否定はしませんでした。

つながりの定義について勝手に解釈して山口真帆さんから突っ込まれていましたが、松村匠も当該報告書を全否定した訳ではありません。

むしろ松村は当該報告書に基いて結論を出しています。

その結論とは

今までのNGT48内での私的領域でのファンとのつながりを含め、風紀の乱れ全般は今回は不問に致します。(マイナビニュース2019/03/23

であり、「つながり」があった事、そして「風紀の乱れ」があった事を、報告書の会見で認めていました。

また松村匠は記者会見で、この調査報告書の内容は事実と捉えているのかという朝日新聞の質問に対し、

書かれていることは事実でございますね。(THE PAGE 2019/3/23

と認めています。

さらに松村匠は同会見で、あいさつもつながりに含まれるというのは誤った解釈であったと認めています(産経新聞2019.3.22wezzy2019.09.20)。

【2-2】山口真帆さん

山口真帆さんは、「『私が聞いたことがちゃんと書いていない』『自分が言ったことが書かれていない』と述べた」と、早川麻依子(当時NGT48劇場支配人)が述べています(マイナビ2019/03/23)。

どこまで早川発言を信用できるかは不明ではありますが、早川が上記内容を述べた時には山口さんは反論ツイートをしていません。

 

一方で、山口真帆さんは自身のツイートで、「報告書に書いても居ない事(挨拶もつながり)を述べるのは勝手な解釈」と会見時に松村匠を批判しましたが(テレビ朝日「NGT山口の“反論ツイート”全文」2019/03/22)、報告書をベースに運営を批判した形であり、報告書を全否定はしていません。

 

山口真帆さんは報告書を完全とは考えていなかったでしょうが、全否定はしていません。

もし仮に報告書を全否定するつもりがあれば、あの記者会見時にそうツイートしたと思われますし、それは可能でした。

【2ー3】他メンバー

当該記者会見時点と直後で、他のNGT48メンバーも報告書を全否定しませんでした。

当時、ネットに発信手段を持って居たのは山口真帆さんだけではありません。

記者会見直後、ツイッターフォロワー数10位以内に入っていたのは、当時のフォロワー数画像があるまとめを参考にすれば、以下の通りです。
(敬称略)
1位:山口真帆(約14万6千)
2位:荻野由佳(約13万5千)
3位:中井りか(約12万5千)
4位:加藤美南(約4万2千)
5位:本間日陽(約4万)
6位:高倉萌香(約3万1千)
7位:菅原りこ(約3万)
8位:太野彩香(約2万8千)
9位:小熊倫実(約2万8千)
10位:西潟茉莉奈(約2万7千)

結果的に「NGT48で最大の影響力を行使したのは山口真帆さん」という事になりましたが、記者会見当時の潜在能力で言えば、この10位以内の人物の誰かが報告書を全否定するツイートをしても、世論にインパクトを与える事は可能だったでしょう。

この10位以内の人物のうち、2019年1月から3月22日までで、マスコミ記事で特筆されていないメンバーは、事件関係の言動ではほぼ無風であった高倉さんくらいです。

高倉さんには前例はありませんでしたが、高倉さんを含め全てのメンバーが事件につき何かをツイートすれば、ほぼ100%、複数のマスコミが記事にしたと思われます。

実際、当時7位の菅原りこさん(但し菅原りこさんもこのツイートで「急浮上」しており、それまでは10位圏外でした)が以下のツイートを3月22日に行った際、

ただ真面目にアイドルをしていただけなのに…
皆さんの笑顔が見たいだけなのに…

悲しい…
午後3:04 · 2019年3月22日

このツイートを元に、スポーツ報知2019年3月22日サンスポ2019.3.22マイナビニュース2019/03/22ロケットニュース2019年3月22日といった媒体で記事が出ました。

山口真帆さん以外のメンバーが、(事件に直接触れずとも)一言ツイートする」だけで、これだけの記事が書かれる状態でした。

2019年1月に中井りかさんの一挙手一投足が報道されていたのは、テレビ番組に中井さんが多数出演していたという事情のある別格ですが…(詳細は中井りかさんと山口真帆さんについてを参照)。

小熊倫実さんが山口真帆さんについて「大好きな自慢の副キャプテン」と言及したツイートや、中村歩加さんの苦悩が記事になるなど(jcast2019年01月21日)、3月22日の当該報告書説明会の手前でも、「NGT48メンバーが事件について何かを発信すれば、ほぼ必ず記事になる」状態でした。

事件と山口さんについて殆ど言及しなかった荻野由佳氏も、複数の言動が記事になっていました(日刊スポーツ2019年1月13日)。報告書発表日21日にスイカパンを食べている旨のツイートが炎上した事がネット記事になるほど、注目されていました(しらべぇ2019/03/22)。

こうした条件で、メンバー全員が、当該報告書を否定する発信をしませんでした。

三者委員会報告書を否定する意向がそもそも無かったか、否定できない事情があったかは不明ですが、いずれにせよ、「これだけの影響力のあるメンバー達が、全員、報告書を批判しなかった」事実は軽くありません。


「運営が当該報告書を否定する言動を禁じていた、つまり運営も当該報告書を否定できなかった」
か、
「メンバーは完全な自由意思で当該報告書を否定しなかった」
の、どちらかです。

【2ー4】暴行犯

暴行犯が第三者委員会報告書をどう捉えているかは不明ですが、言い分を述べる機会をAKSから、そして第三者委員会から与えられているにも関わらず、これに応じず、自らの言い分を述べる機会を逸しているのは、暴行犯達の責任です。

「呼ばれていないから、法廷で発言する機会が与えられなかった、茶番民事裁判における山口真帆さん」とは、全く性質が異なります。

有り難くも言い分を述べる機会を貰えたのに、丙が「出禁を解いてくれるなら考えるよ」との趣旨のふざけた返答をしている時点で、暴行犯には誠実さの欠片も無い事が示されて居ます。

【3】唯一最大規模の本格的調査

三者委員会が行った書面調査は以下のようなものでした。

  • メンバー41名のうち(体調不良欠席者1名、兼任(柏木さん)1名、山口真帆さんを除いた)38名を、4か所にわけて実施
  • AKS関係者は同席せず。
  • その書面には記名か無記名かを自由に選ぶ事ができた。
  • そして24名が記名し、14名が無記名であった。

面談調査は

  • 事件当時のメンバー42名、AKS役職員24名、メンバー及びAKS役職員以外14名の合計80名が対象
  • 委員弁護士ないし補助弁護士の2名が一組(メンバーの聴取に際しては、2名のうち1名は女性)
  • 各対象者の供述内容を裏付ける資料等がある場合は、その提出を求める

という形で行われました。

その他にも様々な資料・実地調査を弁護士達が行っています。

ここまでの大規模な公式調査は、NGT48暴行事件において類例がありません。

当該報告書に、当該委員会による調査の前の社内調査の経緯説明や結果説明が無い事を鑑みても、当該委員会が引き継げる規模と質の社内調査は無かったと考えるのが妥当です。

マスコミ記者達にも、80名から話を聞いた人はいないでしょう。

つまり当該第三者委員会による調査は、唯一、大規模な公的調査が行われた機会でした。

東洋経済の竹内記者も、久保利弁護士の辛口評価を紹介し、当該第三者委員会の欠点を指摘しつつも、2019年3月5日時点で

それでも、現時点で実効性がありそうな現実的な動きとしては、この委員会の活動のみである。走りながらの改善を望むと同時に、随時チェックしていくのがジャーナリズムの務めだ。引き続き、取材や情報収集を進め、今後の推移を見届けたい。(東洋経済2019/03/05

と述べ、第三者委員会の欠点を認識しつつも、当時実効性がありそうな唯一の現実的な動きであったと捉えていました。

【4】他メンバーが告発するリスク下で発表された

訴訟等において関係者のSNS発信にも意を用いる事の多い弁護士から成る当該委員会が、「メンバーが自分達を批判し始める可能性」を考えなかった事は有り得ません。

【4-1】メンバーが批判を始める可能性

山口真帆さんが当該報告書を批判するリスクだけではなく、

  • 全1期生メンバーが、発信する気になれば即座に発信できるツールを持って居る
  • マスコミが即座に記事にする環境

一般企業と異なり、強力な発信手段と、濃淡はあれ知名度があるアイドルグループのメンバー達を相手にした調査で、弁護士達は「メンバー達から『そんな事言ってません』のみならず『正直に答えたのに何で書いてくれなかったんですか』とネットで告発されるリスク」を考えて報告書を書かなければなりませんでした。

さらに、「第二、第三の告発者」が出る可能性も、2019年2月・3月には十分ありました。

弁護士13名全員がNGT48の狂暴な一部ファンのような奇異なアイドルオタクで、「告発するヤツなんてとんでもない!アイドルは告発しないのが普通!」と発想する人達…などという事は有り得ず、第二第三の告発者が出た時に、自分達が吹き飛ばないように危険回避は考えた筈です。

 

つまり(多様な立場の)全メンバーにもある程度配慮した内容になっていると考えられます。

 

【4-2】つながりメンバーが発信する可能性

「山口さん以外のメンバーからの発信のリスク」は、「山口真帆さん側に立つメンバーからの告発」に限られる想定ではありません。

 

例えば

「私がせっかく正直に告白したのに、弁護士先生が全部無視してしまいました」

等の、「疑惑メンバー・つながりメンバー側からの告発」が、ツイッター等で他メンバーからなされる、というリスクも、理論上は存在しました。

当該委員会報告書には

本件事件後に、数名のメンバーがファンとの「つながり」があったとして自ら申告していること

(書面調査で、メンバーは)真摯に回答を記載していた

36名のメンバーから、他のメンバーとファンとの「つながり」に関する供述があった。その際、12名のメンバーの名前が具体的に挙がった(三鶴注:この「12名」がのちに独り歩きした点は否めない。また12名全員が実際につながっていたかどうかまでは、委員会は掘って居ない

…といった記述がある事からも、メンバー達は自分達NGT48の問題を(世間で思われているよりは誠実かつ深刻に)捉えていたわけで、委員会もそれは承知したはずです。

 

したがって、当該第三者委員会には、山口さんと山口さんの仲間からの批判のみならず、つながりメンバーからの「せっかく正直に色々答えたのに、弁護士先生が無視しちゃいました…」などとネット告発されて吹っ飛ぶ危険を回避する動機があったと言えます。

 

【5】法的な「安全牌」である。

これは性格と次元の違う、技術的な「役立つ理由」になります。

 

一般人が事件を追い、発信するにあたり、当然名誉毀損等の法的リスクは考えなくてはなりません。

三者委員会報告書は、当該委員弁護士3名が「ここまでなら書いても名誉毀損には当たらないだろう」と考えたラインが明示されています。

そしてAKSも、第三者委員会報告書を見て「第三者委員会弁護士達を訴えてやる!」とは言いませんでした。

 

つまり「ここまでなら、言っても(言い方にも慎重に丁寧に気を付けなければならないが、内容としては)まず大丈夫」と言えます。

 

但し、当該委員会報告書も、疑惑メンバーにつき実名を一切記述していない事は忘れてはなりません。

同定可能性は「B」「C」表記でも存在するにせよ、インターネットでの検索結果に直接的に影響を与え得る実名表記と、アルファベット表記では、扱いに差がある事は、一般人は重々理解し、慎重に振る舞わなければならない所です。

 

【6】委員会への報酬4470万円

株式会社AKSは、第三者委員会に4470万円を支払っています(産経新聞2019/7/15)。

元々第三者委員会は、報酬を支払う会社に不利な事も調査し公表する存在とされますが、それでもお金を払ってくれる企業に対する忖度や斟酌を働かせないのは難しいのが現実です。

つまり報告書の内容は、ギリギリ一杯、AKSに配慮した内容であり、これ以上AKSに有利な内容は出ないであろうラインが、この報告書だと言えます。

(逆に言えば山口真帆さんほか一部関係者に有利な内容は出てくる可能性は残されています)

 

初心者YouTuberとかは、まず報告書を読もう

繰り返しになりますが、書面調査38名面談調査80名、その他資料・実地調査、それらを弁護士が行うという大規模調査は、NGT48暴行事件を巡って行われたのは、この第三者委員会によってだけです。

 

そして事件から時間が経ってしまった今、これ以上の大規模調査はもはや不可能でしょう。

それ以上の「真相」を追うのは、相当なハードルの高さがあります。

例えば会社の登記簿謄本や、行政資料の文書公開で、会社が自治体に示していた見解を調べるといった手法があり、これはintentionさんはじめ多くの方がトライしていますし、私も多くお世話になっています。

 

しかしいずれも第三者委員会報告書を全否定するような内容は出ていませんし、これからも出ないでしょう。

 

どうして第三者委員会報告書をガン無視して、報告書から大きく外れた新奇な話に飛びつく人が後を絶たないのか、理解に苦しみます。

 

 

マンガ

報告書が文章として長いという方は、報告書に則ったマンガがありますから、そちらをまずお読み頂ければと思います。

togetter.com

 

当該委員会の限界を指摘する記事

もちろん当該第三者委員会に限界があったのは事実です。

その限界とは、運営に甘過ぎる、という面からの指摘です。

それらを指摘する部分を含む良記事を貼っておきます。

toyokeizai.net

www.bengo4.com

富永夢有さんの突然活動終了の問題整理。隠蔽すらしないNGT48運営。

niigata-2018jiken.memo.wiki

経緯

富永夢有さんが、意味深なNGT48運営に対する否定的内容を語るSHOWROOM配信を行ってから、1ヶ月ほどで突然の活動終了が発表されました。

www.nikkansports.com

www.oricon.co.jp

 

2022年7月14日に、富永夢有さんはSHOWROOMで、運営批判・運営に否定的な配信を行っていました。

なお、メンバー批判色はそれほど濃いものではありません。

内容の一部については書き起こされています。

ただし富永さんがメンバー批判を回避しようと配慮していた部分は削られている点には要注意です。

matomebu.com

 

 

 

その1ヶ月後の2022年8月16日、当日付けでの富永夢有さんの活動終了を、22時02分にNGT48運営が公式サイトと公式ツイッターで発表しました。

背景

NGT48で唯一長岡市出身の富永さんは、長岡市の企業:晴耕舎さんのCMに出るなど活躍なさっていました。

togetter.com

しかし2022年6月から8月上旬にかけて、長岡市での仕事から外されていました。

不可解な外し方で、

一つ目は2期生新潟市出身者2名、

二つ目は1期生村上市出身者1名、残り2名は3期生、

という形。

どう考えても「一人は富永さんを入れるのが自然だろう」という人数なのに、外されています。

不自然極まりない上に、やらなくても良い干され方(どうしても売り込みたい人がいたとしても、富永さんをセットにする事には何の支障もない時に、外れている)をされていた。

同じ事をされたら富永さんでなくとも不安になる状況です。

富永さんの配信内容の是非

私は感情的には富永さんに寄り添いたいのですが、誠に残念ながら判断材料が少なすぎます…

その御主張内容の全てが肯定できるのかどうかについて、客観的に判断することができません。

 

ただ、富永さんは注意深く言葉を選んでおいででしたが、御自分の事についての不満だけ述べられていたわけではありません。

他メンバーへの扱いについての疑問も仰っていました(このことはあまり注目されていないように思います)

また、「媚びを売るメンバー」を批判するよりも、「媚びられている運営の大人」に対する疑問へのトーンが明らかに強いです。

 

私は富永さんの配信を見た時、

「…判断するには材料がなさ過ぎる…だけどお顔色が尋常ではない。一般的な愚痴には見えない。注視しておこう」

と保留しました。

 

判断が甘かったと後に悔いる事になります。

活動終了の対応が明白に問題

検証困難なものと、明白に最悪なもの

富永さんの告発内容が正しかったか正しく無かったかは、現時点ではまだ検証が困難です(今後もかなり難しいと思います)。

 

ですが運営の事後の対応は完全に最悪でした。

  • ツアコン3日前、撮影会5日前に、当日の活動終了を22時02分に発表。ツアコンや2ショット撮影会に行く用意をしていた富永さんファンは寝耳に水。
  • グッズの翌日販売停止。19日まで販売予定だったグッズを、17日に全て停止。富永さんファンは「最後の記念品」すら買えなかった。
  • お金を払っているファンに対し、運営は十分に説明する責任があるが、ごく短文の発表がなされただけで、理由説明も無かった。
  • 運営が関係各所に富永さんについてどういう説明をしているかも闇。悪評をばら撒いているかもと疑われても仕方ない。

 

これらは4点で、運営の問題です。

  • 富永さんファン(顧客)に対する最悪の裏切り
  • スポンサーに対する最悪の裏切り
  • 富永さんの言い分が仮に間違って居た場合でも、過重処分
  • 富永さんの言い分が仮に正しかった場合、運営による口封じと報復

「処分では無い」?

なお「処分では無い、本人希望の活動辞退だ」という反論は否定します。

グッズ販売まで停止する理由にはなりません。

「ファンレター受付期間を設定する」「グッズ販売を一定期間続ける」

ことはできます。

しかも後者に至っては、経営面では運営にプラスですらある。

それまでも24時間以内に止めたのは異常です。

これは事実上の処分であり、粛清とすら言えます。

ファンへの裏切り

「メンバーとスタッフはファンを裏切らない」とSproot渡辺洋行社長はツイートしていましたが、

 

  • 事件でも無いのに当日22時に活動終了を発表し、
  • 翌日にはグッズ販売も停止し、
  • 3日後のツアコンと5日後の撮影会も出ないことにする、
  • その理由は発表しない。

というのが、NGT48運営による「ファンへの裏切り」でなくて何でしょうか。

スポンサーに対する裏切り

晴耕舎さんは、NGT48が最も非難を浴びていた時に、富永夢有さんを抜擢するという破格の待遇でCMに起用してくれた、NGT48にとり大恩ある企業です。

それは長岡市にある同社が、同郷の富永夢有さんに託した思いもあったでしょう。

www.seikohsha.com

NGT48運営は、晴耕舎さんには何をどう説明したのでしょうか。

「富永に問題が」とでも言ったのでしょうか。

同郷の誼でCM起用した大恩ある企業に、「お宅と同郷の人間に問題があって」と言い放ったのでしょうか。

富永さんの言い分が仮に間違って居た場合でも過重処分

富永さんの言い分が仮に

「一般社会でもよくあるレベルの贔屓に対する疑問を公言してしまった」

という、「間違い」あるいは「言い過ぎ」だったと仮定しても、明らかに「当日活動終了発表」は過重処分です。

少なくともファンの思いを24時間で踏みにじってまで処分する必要があるレベルの問題ではありません。

 

2019年3月の、「メンバーは送致されたわけではないから不問」という対応をしたのとは、えらい違いです。

富永さんの言い分が仮に正しかった場合、運営による口封じと報復

上記の過重処分で、「やっぱり不当なレベルの贔屓・干しがあったんじゃないか」という疑いが濃厚になってしまいました。

あるいは「本当は大した事無い贔屓だったけど、運営の主観的には突かれたくない所を突かれたのでは無いか」と感じるのを止めるのは難しい。

 

特に撮影会やオンラインお喋り会では、多くのファン達への返金や返品処理が発生することになります。

レーベルにまで迷惑がかかる。

手間が増えるのに敢えて突然活動終了「処分」をした。

 

頭に浮かぶ言葉は「口封じ」「報復」です。

 

繰り返します。

2019年3月の、「メンバーは送致されたわけではないから不問」という対応をしたのとは、えらい違いです。

贔屓(ひいき)の一般論について注記

Q 贔屓はどんな組織にだってあるだろう

 

A

確かにその通りです。

 

もっと言えば、NGT48でD3・2期生は、良く言って粒ぞろいで、誰を選んでも疑問が出る状態です。

私が仮に運営の一員で選ぶ立場にあったとしても、誰をセンターにするかで全員を一発で納得させる人選ができるかは難しい。

だから起用される事の多い小越さんも小越さんで微妙で大変な立場だと拝察しています。

誰が選ばれても似た状況になっていたでしょう。

仮に私ならいっそ、メンバー達に「全員を納得させられない人選をしているかもしれないことを、最初に断って詫びる」か、中井りかさんプロデュースのCloudyCloudyのように「センターなし」にすると思います(中井りかさんは別にNGT48のD3・2期生の現状からその解を導き出したのではなく、元々センターの無いユニットを作りたかったわけですが)。

 

ただ、贔屓は、「どうしてもあってしまう」ものではあっても、「無いにこしたことはない」ものでもあります。

それは個人の感情による贔屓は、組織の成長にブレーキをかけるものだからです。

 

しかもアイドルグループで「上のお気に入り」というのは、アイドルの価値を上げるものではないことは、某社の取締役がアイドルと踊ったりじゃれあったりした動画が、アイドルの価値を毀損した例からも分かるでしょう。

 

「贔屓なんてあって良いじゃん」まで行くと、行き過ぎです。

隠蔽を隠蔽しない運営

今回の件で、「やっぱり株式会社Floraも、AKSと同様、隠蔽体質だ」と言われています。

 

私はそうではないと思います。

 

例えばのび太が0点の答案用紙を家に持ち帰り、隠すとします。

ママに見つからないようにするために、隠す場面も見られないようにするでしょう。

 

ですが今回、株式会社Floraは「隠す」ところを隠したでしょうか?

ツアコン3日前、撮影会5日前に、当日の活動終了を22時02分に発表

◆グッズ販売翌日停止

 

これらは公然と行われました。

のび太なら、ママが見ている居間で、0点の答案用紙を取り出して、別の袋に入れているようなものです。

 

今回、運営は「公然と隠蔽」という、「ちょっと何を言っているのか分からない」ことをやらかしたわけです。

「公然と隠蔽」の理由

なぜそんな「公然と隠蔽」という日本語がおかしいことを運営はやったのか。

内部の引き締めじゃありませんかね。

「同じ事やったらお前達もこうなるぞ」という。

それを見てファンがどう思うかは、運営会社にとって二の次なのです。

総評

NGT48運営の大悪手には呆れるほかありません。

そして私は、状況が切迫している事に気付かなかった自己の不明を恥じています。

 

今後は、これくらいの事はやらかしてくる運営であるという事を想定して、対応して参ります。

そしてファンも、「いつ自分の推しがこうなるかもしれない」と覚悟の上で、応援と対処をするしかないと想われます。

togetter.com

niigata-2018jiken.memo.wiki

渋谷凪咲さんと山口真帆さん、TBS「モニタリング」で共演!NMB48とNGT48って?

akb.48lover.com

渋谷凪咲さんと山口真帆さんが、2022年7月14日、ニンゲン観察バラエティ モニタリングでゲスト出演として共演しました。

山口真帆さんは暴行事件被害に遭った後、NGT48を卒業しています。

ネットのごく一部では、山口真帆さんがAKB48グループのメンバーと共演する事に、「因縁の相手と共演」などと言われていたようです(例:まいじつ)。

NGT48を、運営会社(AKS)が暴行事件に納得いく対処をしなかった事で卒業した山口真帆さん。

そんな山口真帆さんが、NMB48の現役メンバーである渋谷凪咲さんと共演することを、意外に思ったり、面白おかしくタイトルでアクセス数を稼ごうとする人達がいたりしたようです。

 

二人は本当に「因縁の相手」なのでしょうか?

NMB48と、AKSの関係とあわせてみていきたいと思います。

元々ほとんど接点が無かった渋谷凪咲さんと山口真帆さん

そもそも「因縁」とか以前に、NMB48渋谷凪咲さんと、元NGT48山口真帆さんは、NGT48暴行事件(2018年12月8日発生)ではもちろん、それ以前も以後も、殆ど接点がありませんでした。

グループ全体のイベント(AKB48総選挙、全国握手会、AKB大運動会)などでチラと顔を合わせた事はあったかもしれませんが、その程度です。

上記をみても分かる通り、全く共演情報等はヒットしません。

「『遠目に見た』以外では、2022年のTBSモニタリングの番組が、二人にとって長時間を過ごしたほぼほぼ初対面」

だったと思われます。

 

AKB48グループは、お互いに「顔と名前は知ってるけど、それ以上は交流無い」という事があっても当たり前な人数です。

  • 2019年1月1日時点で、AKB48グループのメンバー数は401人。
  • 2022年1月1日時点で、AKB48グループのメンバー数は300人。

たとえば300人の学校や企業で、全員が全員、お互いの顔を知っているわけではありませんよね。

しかもAKB48グループはAKB48(東京都秋葉原)、HKT48(博多)、NGT48(新潟)、NMB48(大阪)、SKE48(愛知)、STU48(瀬戸内)、というように、地域も大きく離れています。

 

NMB48とNGT48の、地理的距離

NMB48大阪市)とNGT48(新潟市)は、距離も離れすぎている上に、両者を結ぶ交通の便も決して良いとは言えません。

大阪市新潟市を結ぶ日本海側の鉄道インフラは薄いです。

鉄道での路線検索をすれば必ず東京を経由して新幹線で行くルートが最短時間として提示される(Yahoo路線検索)ことからも分かるように、直線距離以上の距離が、新潟と大阪の間にはあります。

 

NMB48とNGT48の、会社間の距離

株式会社AKSNMB48

事件当時(2018年12月8日)を含めた2016年10月~2019年5月31日の間、NMB48AKSの傘下にはありました。

 

しかしNMB48は、KYORAKU吉本.ホールディングスと、AKSの間を、行ったり来たりしたグループです。

 

そしてNMB48は、AKB48グループでは唯一、「運営会社と、マネジメント会社が別」という体制です。

2016年12月29日以降、メンバーのマネジメントを株式会社showtitleが担っています。

スマホ縦画面で表が崩れている場合、スマホを横にして下さい。

NMB48の運営会社・マネジメント会社

つまりNMB48において、メンバー達と直接接し続けているのは、2016年12月末以降は株式会社Showtitleであり、AKSの陰は薄かったと思われます。

AKSが直接運営・マネジメントをしていたAKB48HKT48、NGT48、SKE48とは、NMB48は2016年末以降、全く違う体制でした。

realsound.jp

showtitle.co.jp

 

分社化以降

さらに、2020年4月に、AKSが分社化しました。

それ以降の会社対応関係は以下の通りです。

グループ名 運営会社名
海外等 株式会社Vernalossom(旧AKSを継承)
AKB48 株式会社DH
SKE48 株式会社ゼスト
NMB48運営 株式会社KYORAKU吉本.ホールディングス
NMB48マネ 株式会社Showtitle
HKT48 株式会社Mercury
NGT48 株式会社Flora
STU48 株式会社STU

AKSはヴァーナロッサムとなって海外事業を主に担当。

NMB48との距離はさらに開きました。

 

HKT48とNGT48の親会社は株式会社Sprootですが、グループを跨がる企業は他にはありません。

 

2019年1月8日の事件露見だけが原因では無いでしょうけれども、AKB48グループ同士の距離は広がりこそすれ、縮まる気配はありません。AKB48選抜総選挙もなくなりました。

 

吉成夏子社長とNMB48の距離

吉成夏子は、事件当時のAKS社長です。

niigata-2018jiken.memo.wiki

事件当時の、吉成社長の対応の問題については下記ページにまとめられています。

ものすごく問題ある対応だらけで、かなりの批判を受けました。

吉成夏子社長のNGT48暴行事件対応 - NGT48事件史(NGT48暴行事件ほか)

 

吉成夏子AKS社長(現ヴァーナロッサム社長)は、パチンコメーカー京楽の出身で、京楽がAKB48グループに出資・関与を深めていく中で、AKSに乗り込んできた人物です。

 

吉成夏子はAKS社長に就任する前、9ヶ月間だけ、NMB48運営の社長に就任していた時期があります。

社名から分かる通り、NMB48運営会社には、京楽グループも出資しています。

(株)KYORAKU吉本代表取締役 2013年7月3日~2014年3月31日

ただ、これはNGT48暴行事件露見の2019年1月8日からは5年も前のことで、NGT48も無かった頃です。

しかも代表取締役在任期間はたった9ヶ月間です。

 

2022年の現在から見れば8年も前の事です。

吉成夏子とNMB48の間の距離も、開きっぱなしです。

 

NMB48本郷柚巴さんの、山口真帆さんへの送辞(2019年4月)

NMB48山口真帆さんは、全体として険悪ではないどころか、メンバーとは良好な接点があります。

 

NMB48の本郷柚巴さんは、NGT48からの卒業を発表したNGT山口真帆について、2019年4月21日、以下のようなツイートをしています。

 

 

本郷さんは当時賞賛されました。

このツイートにも現時点で5245件のいいねが付けられています。

他に、NMB48から、悪い反応はありません。

 

まとめ

以上、

  • 渋谷凪咲さんと山口真帆さんの接点は薄かった
  • グループの地理的距離は直線距離より遠い
  • 会社間の距離は開くばかり
  • 社長の関係も薄い
  • NMB48メンバー本郷さんは山口真帆さんに送辞を出していた

を見てきました。

 

結論として、

NMB48渋谷凪咲さんと、元NGT48山口真帆さんの間に、因縁など無い。そもそも接点も薄かった。」

と言えます。

 

これを機会に、山口真帆さんと様々な方達の共演が見られるといいですね。

渋谷凪咲さんのますますの活躍も期待されます。

 

 

togetter.com

www.themagicofchocolate-movie.com

mitsuru-kux.hatenablog.jp

 

 

dot.asahi.com

 

hochi.news

三鶴はNGT48を応援しているのか?狭い入り口。

niigata-2018jiken.memo.wiki

宅配便

私はNGT48事件史というサイトを作り、事件を追っている。

山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんを応援している。

そして事件を追う中で、中井りかさんを知り、中井りかさんにゾッコンになった。

 

ピンポーン

「宅配便でーす」

私「はーい」

依頼主:NGT48オンラインショップ

 

ピンポーン

「宅配便でーす」

私「はーい」

依頼主:NGT48 Official CD Shop

 

ピンポ(略

 

こんな日々となっている。

中身は中井りかさんのグッズであったり、NGT48のCDであったりである。

 

外形からは当然…

多分もう宅配便のお兄さん達からは「三鶴はNGT48ヲタ」と認知されている筈である。

 

NGT48劇場にも行っているし、世間からは立派に「NGT48ファン」と看做されうる。

 

 

まあこんなブログも書いているし…

ツイッターでは日々「りか姫のことが好きだから」などと書いているわけで、完全にその部分だけ取り出せばヲタクのそれである。

 

だから宅配便のお兄さんや、親族や、ツイッターのFFさんや、このブログの読者が、私を「NGT48ファン」と認識したり位置づけたりされるのは当然だし、それは一向に構わない。

 

だが主観では

だが主観では、私はまだ「グループとしてNGT48全体を応援する」には至っていない。

 

運営(AKS→Flora)の酷すぎる事件対応と酷すぎる事後処理が理由の半分だが、理由のもう半分は卒業生、特にまほりこぽん(山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さん、とりわけ山口さんと菅原さん)のタブー視である(事後処理に含まれ得るが)。

私がなぜ、この「公演配信せず」「劇場通路の写真」「サインボール」を気にするのか、不思議に思う方も多いと思う。

  • 「事件本体とは関係無いだろう」
  • 「もうまほりこぽん3人はそんな事気にしないのでは」

という御意見もあるだろう。

後者は私もそう思う。

 

だが、これは自分が本気で打ち込んでいた組織から追放された経験がある者にはお判り頂けると思うが、

「不当な追放をされた人間の痕跡が、抹消され続けている」という景色、

それ自体が、ムリ、なのである。

それは似た体験を持たない人にも、魅力ある光景とは思えないが

 

逆に、写真一枚でも、後ろ姿でも、まほりこぽんの写真を現メンバーがツイッターにUPしたりフォトログにUPしたりした時は大いに喜んでNGT48事件史のページにも顕彰した。

中井りかさんがまほりこぽんを含む1期生全員の正面写真を2020年7月25日と2022年7月25日にアップした時に至っては感涙にむせんだ。

 

「世界の人へ」と「タブー」

「告発者と仲間達の痕跡は抹消し続けます!」

と考えるNGT48運営と、一部ファン過激派

 

それは「普通の営利企業」なら、それなりにやっても気にされないかもしれない。

 

だがNGT48は「世界の人へ」を歌ったアイドルグループである。

 

www.uta-net.com

www.youtube.com

>もっと 他人(ひと)のこと 信じてみよう

>そう 世の中(そう 世の中)そんなに

>捨てたもんじゃないんだ

 

>みんな一緒にしあわせになろう

 

この歌詞をみた後で、あの劇場通路の写真サインボールを見ると、

「…世の中そんなものだよな」

と思わされてしまうのは私だけだろうか?

 

私は別に

「日常的に常に話題にすべき」

「今からでもまほりこぽんに頼み込んで一緒に新しい写真を撮ってツイッターにUPできるくらい仲良くなって欲しい」

といった、非現実的で御本人達の負担も増やすような事は願っていない。

 

ただ、

  • 劇場通路の写真に1期生全員を含め直し
  • サインボールを戻し
  • 過去配信(太陽は何度でも公演を含め)をDMM販売し
  • 記念日くらいは、全員の集合写真を思い出す(これだけは中井りかさん含む一部メンバーが時々実行していらっしゃり、私も賞賛している

「これらが当たり前になる位で無ければ、『グループ全体を応援』する気にはなれない…」

というのは、ハードルが高すぎるのか?

 

狭まる入り口

今のNGT48は、

  • 追放された人の痕跡が抹消されていても、何とも思わないサイコパス

か、

  • 私のような特殊な経緯から個人に惚れ込んだり個々人に同情したりした人

…くらいしか、ファンになる道筋が無い。

 

こんな状態で幾ら宣伝をしても、人気が上がる事は無い。

過去を調べれば、追放された3人が異様なタブー扱いをされている事はすぐに判ってしまう。

 

もう一度言うが

その抹消されている光景自体がムリ

なのである。

 

メンバー個々人は、できること(時々写真をなんとかUPする)はやっている。

あとは運営の仕事である。

NGT48運営が、配信除外、通路写真、サインボールにつき、適切な対処をとらなければ、タブーは異様な穴となる。

 

ドーナツの穴は、そこに何も無いが、穴がある事は誰にでも目立って見える。

 

niigata-2018jiken.memo.wiki

niigata-2018jiken.memo.wiki

シャーベットピンクの突堤:NGT48新潟旅by三鶴(3)

niigata-2018jiken.memo.wiki

 

NGT48劇場の公演に行った後、新潟市に私は泊まった。

FFのいのにゅさんと会食し、NGT48の過去について、色々お話を伺い、卒業メンバーの今後について語り合った。

事件現場付近にもその後行ったのは、前のブログの通りである。

 

翌朝、私の泊まったホテルに、いのにゅさんは御自分の車で迎えに来て下さった。

今回の新潟旅行で、広大な新潟県の様々な場所に行けたのは、いのにゅさんのおかげです。いのにゅさん、本当にありがとうございます。

なぜ、突堤

前日、いのにゅさんにどこに行きたいかを聞かれた際、所望したのが「シャーベットピンクの突堤」であった。

 

これを読んで、意外に思われる方もいらっしゃると思う。

「三鶴って、シャーベットピンクの頃には、まだ中井りかも、NGT48も、それほど応援していなかったのでは?」と。

 

実際その通りで、正直言って私はシャーベットピンク公開の頃(2020年7月)はまだNGT48に対する見方が軟化していたとは言えない(今でも軟化し切っている訳では無いが)。

中井りかさんについても、テレビ番組「無料屋」を見始めた頃であった。

無料屋 - Wikipedia

中井りかさんと山口真帆さんについて - NGT48事件史(NGT48暴行事件ほか)」ページを作成したのは、2020年10月26日である。

 

シャーベットピンクのMVも2回か3回、流し見した程度だったと記憶している。

 

ただ、私は砂浜の流失・海岸浸食問題には少々関心があったが、その対策として建造されている突堤というものをまだ見たことが無かった。

plant.ten-navi.com

 

効果に賛否あったり、景観上も賛否あるという突堤とは、どういうものなのか、実際その地で見てみたいという思いがあった。

なので「海岸浸食問題→突堤→シャーベットピンク」という順序の関心からの所望であった。

 

それは意外な感想を私にもたらすことになった。

海岸の駐車場から、砂浜を歩いて行くと、そこに突堤があった。

(2020年下半期に補修工事を経たそうなので、柵の色などが変わっているのはそのためであろうかと思う。)

 

突堤の通路状部分

MV冒頭をご覧頂く通り、NGT48のメンバー達は突堤の通路部分を、メンバー全員で走り抜けている。

 

www.youtube.com

 

実際に突堤の入り口部分に立ってみて、驚いたのが、

「意外にこの『通路』状の部分、狭く細い」

であった。

実際声に出して「こんな細かったんですかここ!」と小さく叫んだ事を記憶している。

 

シャーベットピンクで使われた突堤通路部分

MVで見ても、写真で見ても、それほど狭く見えないが、立ってみると実は狭く細い。

 

この通路状部分を、MVに見られるように、

  • メンバー間の距離間隔を保持したまま、
  • 全力疾走(あるいは全力に見えるような走り方)する、

そのような芸当を、仮に何の心得も無い10代20代の女性に求めたら、同じような映像を撮るのには相当苦労するだろう。

流し見した程度だった私も、彼女達が疾走しているシーンは印象的だった。

 

なお、このMVはコロナ対策を徹底して行い、メンバー全員を揃える部分は極力少なくして、分けて撮影して合成している所がある…

という話も耳にしたか目にしたかの記憶があるが、だとしたら尚更、メンバーの運動能力と、撮影/編集スタッフの腕は驚愕に値する。

 

突堤の円形先端部分

シャーベットピンクの
突堤の円形先端部分

ここも、MVや写真で感じるより、ずっと狭く小さく感じた。

ここに全メンバーが立って、腕と足を広げて踊ってぶつからないとは…

と驚嘆したが、

考えてみればNGT48劇場はここより狭いはずである。

劇場よりは広い場所でぶつからないで踊れるというのは、いくらフォーメーションに変更があったとしても、彼女達には当たり前のスキルなのであろう。

 

育成のメソッドと力量

いのにゅさんからこの日か前夜かに伺ったことがある。

AKBG・48Gというグループには、そうしたダンスを始めとした運動能力や、ステージで人を魅了する力を発揮させるに至るだけの育成メソッドは確立されている、と。

 

かつて歌は少しだけやっていた私としては、ボイストレーナーをつけないのは如何なものかと思う。

 

だがダンスの先生はつけられ、レッスンを繰り返すNGT48の彼女達が、プロとして通用する技量を備えているのは間違いないと感じた。

 

NGT48のパフォーマンスのレベルが

他の48Gと比べてどうとか、

他のアイドルと比べてどうなのか、

という知見は、私には全く無いので論評しない。

そもそもパフォーマンスという言葉にそのような使い方があるという事自体、2018年まで私は知らなかったほどド素人である()。

 

ただ少なくとも、完全な門外漢である私を感心させるだけのプロとしての力量は、現地で感じた。

 

これは2019年から私の中で一貫していることだが、NGT48の彼女達の、パフォーマーとしての実力は、私は過小評価したくない。

「他のどこどこと比べれば」

といった論評を他の人がするのは妨げないが、

少なくとも事件で良い印象を持っていない私でも、

「この狭い通路とこの狭い円形状の場で…

すごいなあ…」

と思わせられたという一感想は、ここに記しておきたい。

 

少しだけ

本稿では事件についてあまり多くは述べないが、最後に少しだけ。

「もったいない」と思った。

これだけの粒ぞろいの才能を、なぜNGT48運営は「事件被害者について一切語るな」と縛り続けているのか。

様々な課題はあるが、箝口令のカーテンが解かれるだけでも、彼女達の才能は相応しい評価をもう少し得られるだろうに、と思いながら、潮風に吹かれていた。

 

mitsuru-kux.jugem.jp

 

荻野由佳氏は、NGT48暴行事件等で、何をしたのか

※NGT48暴行事件って何だっけ?という方は、上記二つの記事を流し見すれば概要はお分かり頂けます。

(下の相関図は、2023年4月19日に更新したものです。PCではクリックすれば拡大されます。スマホでの拡大方法は機種によるかと)

荻野由佳入り、NGT48暴行事件相関図

初めにお断り申し上げますと、私は元NGT48メンバー荻野由佳氏について、

  • 荻野由佳氏が事件に直接関与したとは考えていません。
  • それどころか事件への間接的関与も無かったのではないかと考えています。

しかし上記二点が前提でありつつも、事件とは関係無い場面で、荻野氏に問題がゼロだった訳ではありません。

  • 荻野由佳氏が何をしたのか
  • 荻野由佳氏の一部外道ヲタクの問題
  • 荻野由佳氏とそのファンに、今後必要なこと
  • 「事件被害者に寄り添わないことを明言」した荻野由佳氏

この4点を本ブログで詳しく述べます。

なお、AKB総選挙での票操作不正疑惑云々は、仮に不正が真実だったとしても、荻野氏一人で実行可能なものでは全く無いため、(別の機会に論じる事は有り得ますが)「荻野氏が何をしたのか」を主題とする本稿では取り扱いません。

荻野由佳氏の事件への関与は無かったと考えられる

NGT48暴行事件において、荻野由佳氏には3つの理由から、刑事責任が問われるような関与も、刑事責任が問われないような関与も、無かったと私は考えています。

三者委員会報告書

第一に、荻野由佳氏は、第三者委員会報告書において、「A、B、C」と記されたメンバーのいずれにも該当していません。

A、B、Cのいずれも刑事責任は無いと同委員会によって考えられたものの、同委員会は刑事責任以外の責任までは否定していないメンバー達です。

 

BとCは、警察から事情聴取をされたメンバーです。

そして太野氏と西潟茉莉奈氏は、警察から事情聴取をされたことを自らツイートしましたし、マスコミ記事もそれを実名で報じています。

従って、BとCは、太野氏と西潟茉莉奈氏であり、荻野氏ではありません。

新潟警察署の刑事第一課の警察官によれば、B及びCについては、警察官による事情聴取を行った上、必要な捜査を遂げたが、いずれも共犯として認めることができないため、事件として立件していないし、検察庁に対して送致もしておらず、既に本件事件に関する捜査は完了しているとのことである。(第三者委員会報告書

 

Aについては、究極的には画定していないものの、2018年12月8日のチームG公演(の夜公演)に出演し、その帰りに犯人グループに情報を教えてしまったメンバーです。

(イ)Aの供述

Aは、NGTの公演の終了後、降車ポイントでマイクロバスから降車し、駅に向かっていた際に、以前から握手会等で面識のあった丙から突然声を掛けられ、丙から、山口氏がバスに乗っていたかどうかを聞かれて乗っていたことを回答し、さらに、Eがバスに乗っていたかどうかを聞かれて乗っていないことを回答したと供述している。(第三者委員会報告書

 

Aは2018年12月8日のチームG公演に出演していました。

一方、荻野由佳氏は、出演していません(公演セットリスト)。

従って、荻野氏はAでもありません。

※Aについてはこちらを参照→(「A」の小~大。ケース1~ケース4。 - NGT48をみるブログ「三鶴の黄昏と黎明」)現時点では私はAの責任は小さいか、または無い(むしろ犯罪者グループから突然声をかけられた被害者という側面が成立する可能性がある)と考えています。

能力

第二に、荻野由佳氏には、(これは荻野氏にはある意味申し訳ない評ですが)事件を計画したり実行したりするだけの能力がありません。

テレビ東京の番組に出た時の記事が以下です。

news.mynavi.jp

荻野は「宇宙といったら私の手に届かないような不思議な空間で、はやぶさとかもどうやって宇宙に行くんだろう、というレベルからわからなくて、人が運転するものくらいに思っちゃってた」と、番組で学びこれまでの誤解が解けた様子。「昔は、はやぶさとかも、元々宇宙にあったものだと思ってたんですけど、ちゃんと人間の手で一個一個つくって1ミリ単位・1グラム単位で調整してということに感動して、そういうところに感動できたのが大人になったなと思いました」と自身の変化についても語った。

 

 

これが荻野由佳氏の能力や性格の一端を示していると考えるのは、乱暴ではありません。

 

もちろん、知識の有無は、計画立案能力や実行能力とは必ずしもイコールではありません。

しかしながら、計画を実行するのに最低限必要な知識はあります。

 

NGT48暴行事件にメンバーとして関与したと仮定すれば、何が教唆に当たるか当たらないかまで調べ熟知し、警察から捜査された際に携帯・WEBに証拠が残らないようにするだけの知力が必要でした。

失敗すれば警察(新潟県警)が教唆犯として送致し、検察(新潟地検)が起訴しかねません。

あるいは仮に捜査されたとしても、微罪処分に終わる範囲に、自分の行動を留める必要がありました。

 

はやぶさが元々宇宙にあったものだと思っていた」と述べる荻野由佳氏(但し小さい頃の話であった可能性は残るが、それに比べて大人になったと言えてしまう荻野氏)に、そうした能力があったとは少々考え難いのです。

 

(追記)なお、2023年になっても、荻野由佳氏(埼玉県越谷市出身)は、「入間市(埼玉県の市)」を読めません。

>>2525 自己レス当該部分を書き起こししてみました!や(笑)などの記号は私が聴いた... | ガールズちゃんねる - Girls Channel -

「フォロー外し」の意味

第三に、フォロー外しです。

大前提として述べますと、山口真帆さんからツイッターフォローを外されたからといって、そのメンバーを犯人であるとか教唆犯であるなどと評するのは誤りです。

「積極的に山口真帆さんに味方するとは限らないと分かった」という場合、山口さんがあれだけ運営と対決しなければならない時期に、積極的な味方以外との距離を山口さんが取る事は自然です(またそのことで山口さんが責められるべきではなく、至極当然の行動です)

「フォロー外し」は「積極的な味方ではないと山口真帆さんが感じた蓋然性」を示すもの以上ではありません。

(なお厳密には、「山口真帆さんがフォローを外したのでは無く、相手方(メンバーのみならず、そのアカウントを管理する運営・事務所)がブロック解除を行いフォローを外させた」可能性も残りますが)

togetter.com

これらを踏まえ、相手がブロック解除したのではないと仮定して、

フォロー外しについて考えれば、

 

山口真帆さんがツイッターで荻野由佳氏へのフォローを外したのは2019年1月12日です。

事件(2018年12月8日)から1ヶ月以上経ったどころか、山口真帆さんによる告発(2019年1月8日)からも4日経っています。

 

つまり山口真帆さんが荻野由佳氏と距離を取ろうと考えるまでには、1ヶ月以上の時間が経っていた事になります。

 

あくまで「山口真帆さん側に、距離を取ろうとする動機があった」事を示す以上のものではないフォロー外し(ブロック解除されたのではないと仮定して)ですが、

山口真帆さんは、少なくとも事件告発(2019年1月8日)と、その後4日間ほどは、荻野由佳氏を避ける姿勢は(表にまでは)見せるに至っていなかった、と言えます。

 

補足:ツーショット写真の考察

暴行犯グループの一人とされる人物とのツーショット写真については、ホリNS月曜祭2018で撮影された、イベント時の写真であるとされています。

 

荻野由佳氏の事件関与につきまとめ

以上、

  • 三者委員会報告書のABCに該当しない
  • 能力面に不足がある
  • 山口真帆さんからの疑念も当初から大きかったとは思われない

3点から、荻野由佳氏の事件への関与は、刑事責任がある範囲、無い範囲のいずれにおいても、考え難いと評し得ます。

補足したツーショット写真についても、イベント時での写真と考えられます。

各種NGT48のイベントにも来ていた暴行犯らですから、荻野由佳氏と面識はあった可能性はありますが、それは他の全メンバーにも言える範囲を超えません。

 

荻野由佳氏の評価を下げた諸言動

前段まで見ると、荻野由佳氏に大きな問題は見当たりません。

 

だが荻野由佳氏は事件告発後、不可解な言動をとり続けました。

また事件をきっかけに、事件前の言動も発掘されていきました。

 

判断未確定の不可解な諸言動

それらのうち全てが荻野由佳氏が批判されるべきものと私も確定しているわけではありません。

むしろ一部については、私は下記のように荻野由佳氏(ならびに清司麗菜さん)を擁護してもいます。

togetter.com

 

ですが、フォトログ「桜」山口県」「ガリガリ君」など、脈絡の無いワードを入れ込んできた件については、山口真帆さんに対する負の感情があったのを否定するのは難しいと私も考えています。

 

noanoa.site

なお、上記サイト内で指摘されている「炎エフェクト投稿」については、

「(事件当時NGT48劇場支配人であった)今村悦朗からのメールで、メンバーも事件を知っていた筈なのに、山口真帆さんに動画投稿で嫌がらせを行った」

という指摘もされていますが、私はこれは懐疑的です(炎エフェクトの煽り自体に私は否定的であるためここでは詳述しません。詳しくは上記リンクを参照)。

 

そもそも一部週刊誌が報じたに過ぎない「今村メール」の実在を私は疑っています。

もし今村悦朗があのようなメールをメンバーに発していれば、AKSは調査も対処もしていなかった、と、第三者委員会が報告書に記述するとは考え難いからです。

週刊誌と、弁護士3名からなる第三者委員会の、どちらを信用するか。

私は基本的に後者を信用しますし、本件でもそうです。

 

ドアドッキリ

ただ、荻野由佳氏の不可解な言動はその後も続きました。

複数ありますが、その中で決定的に1番酷かったのが「ドアドッキリ」です。

 

AKB48タイムズ(AKB48まとめ) : 【動画】NGT48山口真帆暴行事件のちょうど1年後の同時刻に荻野由佳が襲撃ドッキリwww【中井りか】 - livedoor Blog(ブログ)

 

上記タイトルの通り、

「ドアをバーンと開けて、中にいた中井さんを驚かせる」という動画

山口真帆さんが襲撃された日の丁度1年後、2019年12月8日、大体の時刻まで合わせて、ツイッターに投稿

したというものです。

荻野由佳によるドアドッキリのキャプチャ画像

控え目に言って、これはあまりにひどい投稿でした。

メンバー批判は厳に控えている私が、この時ばかりは唯一、メンバーに対して(荻野由佳氏に対して)直接批判的リプをしました。

 

この、事件一年後の日に合わせたドアドッキリ投稿の何がどうひどいかについては、詳しい説明は不要です。

ホリプロ取締役との写真(事件とは無関係)

本項は、事件ともNGT48とも一切関係の無い問題です。

 

荻野由佳氏は事件当時には既にAKSではなく、ホリプロに所属していました。

そのホリプロの取締役:西尾聖と荻野由佳氏が、一緒に踊ったりする写真や動画が、事件後ネットに広がりました。

これは「流出」したものではありません。

西尾聖取締役本人や、荻野由佳氏本人のSNS投稿から拡散したものです。

entamega.com

そもそもそのような動画や写真を自ら公開した西尾聖取締役には、自社タレントのイメージに大損害を与えたことにつき、多大な責任があります。

第一、西尾聖は「僕は映らない方が良い」「こんな動画や写真は君にとり害だ」と教育するべき立場の大人です。

 

またその後も、「取締役との仲良さそうな写真」が何を意味するのかにつき、頓珍漢に無自覚で、自分でも西尾聖との写真をSNSにアップした荻野由佳氏についても、軽率のそしりは免れません。

entamega.com

 

被害者に一切、寄り添う言動が無かった

山口真帆さんについては、NGT48では事件後箝口令が布かれていましたが(そして2022年7月5日現在に至るまで、山口真帆さんの名前と写真がNGT48から消えています)、それでも山口真帆さんの卒業とチームG解散には、たまらず1期生の4分の3が送辞を発しました。

 

ところが、チームNIIIの副キャプテンにして、AKB48選抜総選挙上位メンバーの荻野由佳氏は、送辞も出しませんでした。

下記相関図の通り、山口さん、菅原さん、長谷川さんらの卒業公演に、出演したか、卒業発表に送辞を発したかのメンバー達の名前に、荻野由佳氏の名前はありません。

 

2019年1月10日、NGT48暴行事件露見直後のNGT48劇場3周年公演では、チームNIII副キャプテンの職にありながら、

無事3周年を迎えることができました(渦中の山口真帆が登場し謝罪 NGT48「劇場三周年記念公演」で今後に言及 | リアルライブ荻野「無事3周年を迎えました」

と発言。「どこが無事なのか」などと批判を浴び大炎上しました(荻野氏の発言として報道したマスコミはありませんでしたが、ツイッター掲示板に荻野氏の発言として沢山の痕跡が残っています)。

 

2019年1月13日のツイート投稿でも、山口真帆さんに寄り添う文言は一切ありませんでした。

www.nikkansports.com

 

また2019年4月には、山口真帆さんと行動を共にした長谷川玲奈さんと菅原りこさんについて、名前を書き漏らしたこともありました。

news.nicovideo.jp

 

そして、山口真帆さんの卒業発表にも卒業公演にも、送辞を発さなかった「4分の1」側に、荻野由佳氏がいたのは、先述の通りです。

sirabee.com

それはこうして記事になるほど異様なことと受け止められました(私も異様だと考えます)。

 

荻野由佳氏はなぜこんなことをしたのか、しなかったのか

不必要だった敵対的言動

事件に関与していないと思われる荻野由佳氏が、なぜ

  • 事件被害者の山口真帆さんに、約5ヶ月間、徹頭徹尾、寄り添わず
  • 事件からきっかり1年後の同日に、ドッキリ動画を投稿して事件を茶化す

ような行動を採ったのかは、整理してみると実は自明ではありません。

荻野由佳氏個人の利益を考えれば、ここまで山口真帆さんに敵対する必要は無いからです。

「私は事件に関与していませんし、ファンともつながっていません」だけで本来良い。

ホリプロもそのように発表していました。

NGT48荻野由佳、ファンとの“個人的な交流”をホリプロが否定 暴行事件に対するコメントには厳しい声も - ねとらぼ

 

チームNIIIの副キャプテンとして、チームGの副キャプテンである山口真帆さんに、派閥意識で対抗した…といった動機も想定できなくはありませんが、

そもそもチームNIIIの半分ほども、2019年4月から5月にかけて、山口真帆さんに同情的な送辞を発信しており、チームNIII全体が山口真帆さんに敵対的だった訳でもありません。

niigata-2018jiken.memo.wiki

チームG自体が発足から1年経っておらず、チームよりも

  • 十人十色(旧1期研究生)
  • ジンギスキャッツー(村雲さん、日下部さん、清司さん)

といったユニットの方に帰属意識が強いメンバーも居たと思われます。

これらのユニットのメンバーはチームNIIIとチームGそれぞれに半分ずつ所属していました。

 

仮説:「最初に大人から聞かされた話を信じ込んだ」

ではなぜ、被害者たる山口真帆さんへの寄り添いや気遣いが全く無い、事件を茶化す動画を、事件から1年も経ってから荻野由佳氏は投稿したのでしょうか。

 

私は一つの仮説を立てています。

暴行犯に寄り添っていた厄介なマネージャーか、今村悦朗支配人(当時)から、

「あれは山口真帆のファンが突然押し掛けて、騒ぎになっただけの、大したことねーじゃんって事件だよw」

などと荻野由佳氏は聞かされ、

山口真帆はひどい!BもCも可哀想!」

と荻野由佳氏は突っ走り続けたのでは無いか、と。

 

それはAKS社長(当時)吉成夏子についても私は同様の仮説を立てています。

togetter.com

(なお、20歳前後の1タレントにすぎない荻野由佳氏と、AKS100%株主代表取締役である推定40歳以上の吉成夏子では、負うべき責任が違い過ぎます。

吉成夏子は「最初に聞いた話を信じ込んじゃった」で責任が軽減される立場ではありません。)

 

「最初に聞いた話を信じ込んで突っ走るタイプ」

というのは、部下の諍いにつき、最初に聞いた話で突っ走るダメ上司(仮説通りであれば吉成夏子もそうである)にもまま見られる類型であり、そう珍しい行動パターンではありません。

 

…そう考えると色々、荻野由佳氏の言動が説明つきます。

未確認情報ではありますが、2019年3月中旬、BとCと温泉旅行に行ったとされる言動についても説明がつきます(この温泉旅行については私は100%確定した事実とは考えていませんが、仮説に沿うものであると位置づけ言及します)。

 

責められるのか

仮に荻野由佳氏が「最初に大人から聞いた話を信じ込んで、突っ走った」としたら、さて荻野氏は責められるべきなのでしょうか。

 

…難しい問題です。

暴行被害態様をほぼ山口真帆さんが言う通りと認定し、メンバーと暴行犯らとのつながりの存在を認め、運営の責任を批判した第三者委員会報告書が出た段階で、

「大人達が事件直後に自分に教えたことは、どうも間違っているらしい」

と気付かなければなりませんでしたが、2019年3月以降の荻野由佳氏の言動を見れば、認識を修正したようには到底見えません。

 

そもそも上記の「能力」節で述べたはやぶさのエピソードを鑑みますと、(これも大変失礼な言い方で恐縮ですが)荻野由佳氏にはあの報告書が読めなかった可能性もあります(追記:荻野氏が「入間市」を読めない埼玉県越谷市出身者である事は先述の通りです)。

何しろ「5行以上の長文が読めない日本人が5割」という説があります。

yukawanet.com

 

場合によっては2022年7月現在でも、荻野氏は認識を修正していない虞すらあります。

 

仮に荻野氏が「最初に聞かされた話で突っ走っている」のだとしたら、第三者委員会報告書が出た段階で、所属芸能事務所ホリプロの西尾聖が、荻野氏の認識の修正に動くべきでした。

 

そのような教え導く役割を果たさないにとどまらず、タレントのイメージを大きく損なう写真や動画を一緒に撮影しアップする(させる)など、

西尾聖、芸能事務所の取締役としてどうなのよ。

 

一部の外道ヲタクの問題

ここからは荻野由佳氏本人の問題ではなく、ファンの問題です。

ファンといっても一部ですが、無視できる数ではありません。

 

「NGT48暴行事件は、

山口真帆による陰謀であり、

運営には問題が無く、

NGT48は被害者であった。

山口真帆と、所属事務所の研音は責任を取れ。

証拠があるなら出してみろw」

…という陰謀論とデマと中傷の流布に努めている者達がいます。

彼らの大半は、元NGT48メンバーの荻野氏と、NGT48メンバーの西潟氏を応援しています。

niigata-2018jiken.memo.wiki

 

約30人前後の、声の大きな陰謀論者がおり、日常的に同調する者は100人前後居ます。

 

社会の中では極めて少数派ですが、NGT48のファンがおそらく1万人に満たない※事を考えれば、NGT48ファン全体の1%以上には達していると考えられます。

  • 荻野由佳氏、本間日陽さん、西潟茉莉奈氏の写真集部数が、合計でも1万前後であること
  • メンバーの誕生日を祝うツイートにつけられる「いいね」の数が相加平均で2千前後であること
  • 松戸市で開催したツアーコンサートで、客の数が900人に満たなかったこと

を考えれば、「1万人」も、相当上方に甘く見た数字です。

 

少数派でではありますが、「1%以上」は無視できない存在です。

 

そして陰謀論を撒き散らすだけでなく、彼らは現メンバーの安全に関心を示しません。

NGT48と荻野由佳氏を応援する一部の外道ファン - NGT48事件史(NGT48暴行事件ほか)を参照。

 

何しろ荻野由佳氏ら連続拉致未遂事件についても、

「番組のネタの話にそんなにマジになって暑苦しい奴って言われた事無いか?」

と言い放つ、「リュウタ」と呼ばれる人物が、その陰謀論集団の中核的存在なのです。

www.oricon.co.jp

niigata-2018jiken.memo.wiki

当時の運営会社AKSが、4470万円を第三者委員会に支払って作成させた第三者委員会報告書が、AKSにとって最もAKSに寄れるポイントであると判断出来る社会的常識すら無い人々で濃縮された集団が、荻野由佳氏のファンの中で声の大きい集団を形成しています。

 

このような、世間からどん引かれるファンを放置して、荻野由佳氏にとって得な事は何もありません。

そもそも「荻野由佳さんは事件とは関係無い」と論じるのに、彼ら狂暴な一部ファンが唱えるような陰謀論は必要ありません。

(それだけに彼らの暴走は完全に意味不明ですらあります)

 

荻野由佳氏とそのファンに、今後必要なこと

荻野由佳氏が芸能界で活躍することを目指す場合、荻野由佳氏とそのファンに、今後必要なことは、色々あります。

  1. 三者委員会報告書に書かれた内容は、多方面に不足はあるものの、大枠では、弁護士3名が書いた信用できるものであると認め
  2. 一番困っている時に自分を捨てたホリプロ取締役が自分を教え導いていた内容は間違って居たことに気付き
  3. 被害者と仲間達を尊重しなかった言動を改め
  4. その認識から、できる事を探すこと
  5. ファンは、上記の荻野氏の新しいスタートを応援し、陰謀論者達と対決すること

さしあたり、以上です。

 

最後に一つ付言します。

荻野氏が、西潟氏との交友を断つ必要はありません。

最初に聞いた話を信じ続けて3年以上突っ走って、荻野氏が得た貴重な財産は、西潟氏との交友関係でしょう。

三者委員会報告書の内容に立脚することは、西潟氏との友情とは矛盾しません。

三者委員会も西潟氏の刑事責任には否定的でした。

あくまで

「刑事責任は認められなかったメンバーとは、気が合うD2期同士だったから、交友し続ける」

という態度をとる事を奨めます。

私はそういう友情の在り方までは否定しませんし、否定するべきだとも思いません。

 

追記:暴行被害者に【寄り添わない】ことを明言するようになった荻野由佳氏

2022年9月23日(朝日新聞

荻野由佳氏が一方的に誹謗中傷を受けている被害者であると位置づける朝日新聞記事が出ました。

炎上し続けたのは事件関与の有無では無く、むしろその後の振る舞いでしたが、その事を完全に無視しているこの記事は、さらなる炎上を招いています。

www.asahi.com

togetter.com

さらに信じがたいことに、この記事を書いた小松隆次郎という記者は、NGT48外道ヲタク達のリプに複数のいいねをつけました

もはや偏向というレベルですらありません。

 

2022年9月27日(サイゾー指摘)

普段良質な記事ばかりとは残念ながら言えないサイゾーが、朝日新聞記事とその反響に対し、的確な指摘をする記事を書きました。

私は普段はサイゾーの記事に批判的になる事も多々ありますが、この記事については概ね同意できる内容です。

www.cyzo.com

サイゾーは、山口真帆さんに対しては侮辱的なタイトルの記事も複数書いている媒体です(サイゾーでの「山口真帆」検索結果:私としてはあまり愉快な検索結果ではありません)。

 

つまりサイゾーも「山口さんファン」として書いているワケではありません。

 

山口真帆ファンが荻野由佳を叩いている、山口真帆はひどい」と印象操作する人々が後を絶ちませんが、サイゾー記事は、メディアにおいても、荻野氏に疑問の声を発してるのが山口さんファンとは限らない一つの例証でもあります。

 

- 「アンチ荻野由佳=山口さんのファン」ではない。いつ荻野氏が人気を失ったかをある指標で見ます。 - Togetter

 

2022年12月20日・24日(週刊女性

荻野由佳氏の衝撃証言が記載された週刊女性が発売されました。

togetter.com

当初、紙媒体のみかと思われましたが、ネット媒体でも記事が出ました。

www.jprime.jp

 

「確かに、NGTに注目が集まっている時期に、自分の不用意な言動がみなさんの臆測をかき立ててしまいました。それについては自分に落ち度があり、反省しています。ただ、私個人の考えで、被害を受けたメンバーに寄り添えなかったのは本当です。騒動を収めるために取り繕う、という選択もできましたが、私はそれを選びませんでした。今でもその気持ちは変わっていません」

2022年12月でも、荻野由佳氏は「被害を受けたメンバーに寄り添わない」事を明言しました。

「暴行事件被害者に寄り添わない」ことを明言したNGT48メンバーは、現役も卒業生も全て含めて、荻野由佳氏が初めてです。

 

これで、荻野由佳氏の「山口真帆さんへの芳しからざる感情」は、憶測などでは無く真実であった(ある)と、本人が証明しました。

asajo.jp

過去記事資料集

togetter.com

togetter.com

 

※以下、ブログタイトル表示用画像です。

荻野由佳氏は、NGT48暴行事件等で、何をしたのか